[メイン] GM : OP『集合』

[メイン] GM : 登場判定:任意

[メイン] うずまき ナルト : 35+1d10 登場/リザレクト (35+1D10) > 35+2[2] > 37

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 35 → 37

[メイン] 北上 : 30+1d10 登場/リザレクト (30+1D10) > 30+2[2] > 32

[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 30 → 32

[メイン] 茨木童子 : 43+1d10 登場/リザレクト (43+1D10) > 43+6[6] > 49

[メイン] system : [ 茨木童子 ] 侵蝕率 : 43 → 49

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 見慣れた窓から見える海、見慣れた机と椅子の配置、見慣れたマイクロビキニ。

[メイン] GM : 君達はUGNMB対策支部────もとい、残照支部の人員として支部に改めて集合命令が掛かっていた。
言わずもがな、任務通告のためであろう。

[メイン] GM : 時刻は集合時間の10分後。
にも拘らず、普段とは少し違った状態の支部。それはなぜかというと。

[メイン] GM : 時間になっても、連絡の一つもなくブレイズが来ていないという事だった。

[メイン] GM :  

[メイン] うずまき ナルト : 「─────?」
黒いマイクロビキニ姿の、金髪碧眼の少年は
自分の頭の後ろに腕を回して、椅子に寄り掛かりながら、キョロキョロと見渡し。

[メイン] うずまき ナルト : 「なぁなぁ戦艦の姉ちゃん!炎の姉ちゃんがいねぇけど
 どうしたんだってばよ?」

[メイン] 北上 : 「ん~~~、特に連絡は来てないね」

[メイン] 北上 : 不思議そうに首を傾げて

[メイン] 茨木童子 : 和洋問わず並べた菓子を、むんずと掴み
丁寧に開け。ゴミ箱に包みを捨てながら
茨木童子が口を開く

[メイン] うずまき ナルト : 「??? そ、そうなのか?じゃあ……
 ……もしかして、道に落ちてるもんでも拾って食って
 腹でも崩しちまったとかか~~?」

[メイン] うずまき ナルト : しっしっし!と悪戯な笑顔を顔に浮かべる。

[メイン] 茨木童子 : 「それはない…だろうが、遅刻か」

[メイン] 北上 : 「どうだろうね~?
 ブレイズのことだから、それでも連絡ぐらいはすると思うんだけど…」

[メイン] うずまき ナルト : 「─────ま、でもオレは、炎の姉ちゃんのことだし!」

[メイン] うずまき ナルト : 「な~んも心配してねぇってばよ!」

[メイン] うずまき ナルト : ニッ!と二人に笑う。

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは、ブレイズのことを心から尊敬をしていた。
身体的強さ、そして精神的強さ、そのどれをとっても
ナルトを上回るものであり。

[メイン] うずまき ナルト : たとえ道に落ちてた食べ物を拾い食いしてお腹を崩していたとしても
最近この寒い季節の中、少し体調を崩してしまったとしても
『きっと炎の姉ちゃんなら、それをブチ破ってくれる!』という
ナルトの純粋な期待のようなものがあった。

[メイン] うずまき ナルト : 「つーかイバラギン!少し肩に力が入ってるってばよ!」
ビシッ!と指差し。

[メイン] うずまき ナルト : 「戦艦の姉ちゃんもそう思わねぇか!」

[メイン] うずまき ナルト : すっかり先輩面をして調子に乗っている様子のナルト。
後輩ができて、少し嬉しそうだ。とても単純な男の子である。

[メイン] 北上 : 「そうだねぇ。
 ここはイバラギンの家でもあるんだし、もっとのんびり好きにしてもいーよー」

[メイン] 茨木童子 : ギクリ、と鋭い牙にてチョコバーを砕くのを止め強がるように笑う

[メイン] 北上 : 北上もブレイズの遅刻を不思議には思うが、ブレイズが来ないことなど思い付きもしないように安心…もとい油断している

[メイン] 茨木童子 : 「な、何を言うかと思えば、吾は言うに怯え、語るに狂う大江山の首魁 き、緊張などまあ、してない」

[メイン] 北上 : それも、ブレイズとの付き合いで人となりと強さを理解してるからこそなのだが…

[メイン] 茨木童子 : 嘘であった、最早。表情が全てを語り
嘘をついたとも言えぬ有様であった

[メイン] うずまき ナルト : 見るからに緊張しまくっている様子のイバラギンを見て
にししし!と笑いながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「UGNの仕事ってのは、キンチョーするのは当然と言えば当然だってばよ!
 実際オレも、余裕へっちゃらだなんて思っちゃいねぇしな!
 でも─────"仲間"がいるんだ!」

[メイン] うずまき ナルト : 「戦艦の姉ちゃんの言うように、もっと楽にしてもいいってばよ!」
無邪気に笑いながら、ナルトもまた"繋がり"を脳裏に浮かばせる。
北上、茨木童子、そして─────ブレイズ。

[メイン] 茨木童子 : 「…仲間、か。 そう、そうだな…」

[メイン] 茨木童子 : 勝手のわからぬ街に、“守る”という正反対の任務。些か、震えたが…

[メイン] 茨木童子 : 「汝達がいるのだから、方の力を抜いても良かろう」

[メイン] うずまき ナルト : へへへっ!とその返答に笑いながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 応接室内にある扉の向こう側から、気配が─────。

[メイン] うずまき ナルト : おっ!炎の姉ちゃんだな!
遅刻だなんて、オレが見たのは初めてだってばよ!

[メイン] うずまき ナルト : にしし!めっちゃイジってやるってばよ!

[メイン] うずまき ナルト : なんて思いながら、悪戯な表情を扉の方へと向けると。

[メイン] GM : ナルトの気配と同時くらいかコンコン、とノックが続いた後。

[メイン] 連絡員 : 「もしもし!ここが残照支部の人たちであってるよね~?」

[メイン] 連絡員 : マイクロビキニを付けた、連絡員。
ブレイズとは違う、別の部門の人間であった。

[メイン] うずまき ナルト : 「! ……あ、あれ?炎の姉ちゃんじゃない……?
 お、押っ忍!そうだってばよ!」

[メイン] うずまき ナルト : 席から立ち上がり、両腕を引くようにしながら
現れた連絡員に軽く頭を下げ、挨拶を行なう。

[メイン] 北上 : 「合ってるよ~?
 どうかしたのかな…?」

[メイン] 連絡員 : 立ち上がったナルトに、元気いいね~!とグッジョブを向けながらも。

[メイン] 連絡員 : 「えーっと、まずは事実から言おうか
 残照支部エージェントのブレイズは、ここには来ないよ」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………は?」

[メイン] 北上 : 「………なんて?」

[メイン] うずまき ナルト : 第一声がそれであった。
来ない、ということの意味が分からず。

[メイン] 連絡員 : 資料をめくりながら、頭を掻きつつ。
苦い口をしながらも、3人に目を向けて。

[メイン] 茨木童子 : 「……?」

[メイン] 連絡員 : 「正確に言うなら、ここじゃなく先に現場に向かった
 UGNの命令も受けずに、単身で乗り込んだのさ」

[メイン] うずまき ナルト : 瞬きを数度、そして口を軽く半開きにしながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「………えっ!?!?!」

[メイン] うずまき ナルト : 目を丸くし、その額には冷や汗が垂れる。

[メイン] 北上 : 「ブレイズが…単身で…!?」

[メイン] うずまき ナルト : 「れ、連絡員さん!そ、それって、どういうことだってばよ!?
 一体どうして!?どこに!?なぁ!?」

[メイン] 茨木童子 : 「…ブレイズが? 奴は、この支部でも冷静な者だった筈だが…」

[メイン] うずまき ナルト : だだだ!と連絡員の方へと駆け寄り、その顔を見上げながら
必死の表情で、怒涛の勢いで質問を投げる。

[メイン] 連絡員 : ブレイズはUGNエージェント、さらに言うなら本部エージェントである。
エージェントとはUGNが下した命令をこなす役割があり、本部ともあればより責任と立場が置かれている。
それ故に、命令違反の罰はイリーガルよりも相応に重いものとなるが。

[メイン] 北上 : 「……まーまー、落ち着きなさいなナルト少年。
 まずは詳しい話を聞こうじゃないの」

[メイン] 北上 : しばし驚き固まっていたが、冷静な声で

[メイン] うずまき ナルト : 「うっ……戦艦の姉ちゃん……
 ……あ、ああ………わかった……ってばよ………」

[メイン] 北上 : 「何か理由があるはずだよ。ブレイズのことなんだから」

[メイン] 連絡員 : ナルトをなだめようと声をかけようとしたが、北上がまず止めたことで息をつきつつも。

[メイン] うずまき ナルト : 眉に力を込めつつも、ゆっくりと頷き
もやもやした感情が零れながらも、席へと戻り
そして連絡員の方へを顔を向ける。話の続きを聞くために。

[メイン] うずまき ナルト : そして、続く北上の言葉にも、強く頷く。

[メイン] 茨木童子 : 「ブレイズが、このような無茶をするというのなら…きっと、何某の事情があるのだろう」

[メイン] 北上 : ブレイズは理由なくそのような行動はすまい。
その確信だけは、皆が持っている。

[メイン] うずまき ナルト : ……炎の姉ちゃんが、こんな行動をするだなんて
確かに、"何か"あると考えるのが、道理だってばよ。
だからこそ……仲間であり、家族であるオレは、オレ達は……聞かなくちゃいけない。

[メイン] 連絡員 : 「まぁ~、気ものちはわからないくもないけどね。映画とは違ってどうなるかなんてわからないし
 ……ああ。ブレイズの向かった方向から、おおよそ検討は付いてる」

[メイン] 連絡員 : 「場所は、上梨村っていう山奥の村だね。
 ここではどうも異変が起きていて、君達にその調査を依頼したかったんだけども~」

[メイン] 連絡員 : 「あたしが言う前にどこからか知って飛んでっちゃったみたい
 それで、肝心の事件なんだけどね」

[メイン] 連絡員 : 「────死人が、蘇っている」

[メイン] うずまき ナルト : ごくりっ……!と生唾を飲み込みながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「…………えっ……!?」

[メイン] 北上 : 「………は?」

[メイン] うずまき ナルト : その言葉に─────かつての男の姿を思い出す。

[メイン] うずまき ナルト : 「ま、まさか……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 少年の頭には、あの男の顔が思い浮かんでいた。
─────"ブルーフレイム"。

[メイン] 連絡員 : 「君達の活躍には目を通してるよ~?……よみがえらそうとしたFHがいたんだんってね?」
ナルトの目線に、鋭い目を向けながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 死んだ者を蘇らせるために、テロリストの一員となり
自分達と敵対した、あの青年を。

[メイン] うずまき ナルト : 「あ、ああ……!じゃあ、今回の件も……!?」

[メイン] 茨木童子 : 「……!?」

[メイン] 連絡員 : その言葉には、両手を挙げて、首を横に振る。

[メイン] うずまき ナルト : その鋭い目線に、ナルトの緊張はさらに高まりながら。

[メイン] 連絡員 : 「情報が入ったばかりで関連性もわからない、というのが実情さ
 だからそれの調査も加えて、ってこと」

[メイン] 北上 : 「……なるほどね、それでうちに依頼が来たわけか」

[メイン] 連絡員 : 「そだね~!ただ、もう一つ特徴的なものがあってね」

[メイン] 連絡員 : 北上に指を一本立てながらも。

[メイン] 連絡員 : 「その蘇った死人は、”これ”を付けてる」

[メイン] 連絡員 : 目は真剣となり、マイクロビキニを指さしながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!……じ、じゃあやっぱり……!?」
北上の方へと、落ち着きのない表情を向けながら。

[メイン] 連絡員 : 「だから君達に仕事を回されたって寸法さ
 最近快進撃を続けてる、残照支部の君たちにね」

[メイン] 北上 : 「MB案件に死者の復活……確かに、あいつが思い浮かぶね」

[メイン] うずまき ナルト : 「ああ……!」
強く頷きながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「………でも、連絡員さん」

[メイン] うずまき ナルト : 「それがどうして……炎の姉ちゃんと、関係が……?」

[メイン] うずまき ナルト : 確かに、死人が蘇るという案件は自分達が対処を行なったものであり
他支部に比べれば、その対策案も知っている方である
だからこそ、自分達が出動すべきであるというのは、分かる。

[メイン] うずまき ナルト : しかし─────自分の師匠であるブレイズが単独行動する理由が
現状だと、一切見当たらなかった。そこが不可解で仕方のないナルトだった。

[メイン] 連絡員 : ナルトの言葉に表情を一瞬固まらせたあと。

[メイン] 連絡員 : 「……彼女の大切な人……師匠、と呼ぶくらいの人が蘇ったらしいんだよね」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………!」

[メイン] 連絡員 : 「……まぁ、これはあくまで伝聞だ
 情報を確実に知るためなら、UGNのメンバーである君たちなら承知の上でしょ?」

[メイン] 茨木童子 : …合点がいった。
死者の蘇生という言葉を聞いた時点で、縁者の復活という可能性には気付いていたが…

[メイン] 北上 : なるほど。
生き返ったのが師匠ともなれば、確かに駆けつけたくなるのも頷ける

[メイン] うずまき ナルト : ─────自分の、師匠が……。

[メイン] うずまき ナルト : ……炎の姉ちゃんにとって、大切な存在。
きっと、オレにとっての、炎の姉ちゃんのように……。
そんな存在が、蘇った………。

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは、静かに己の拳を、きゅっと握り締めた。

[メイン] 北上 : 「……うん。そうだね。
 確実な情報を手に入れるためにも、ブレイズの無事を確認するためにも。
 行こうか、みんなで」

[メイン] うずまき ナルト : 「………ああ……
 それに……すぐにでも、行かねぇと……!」

[メイン] うずまき ナルト : 北上の言葉に頷きながら、強い目線を送り。

[メイン] 連絡員 : 三人の顔を見渡し、それぞれやる気になっている事に頷いて。

[メイン] 茨木童子 : コクリ、と頷き。
菓子の山を鞄に放り詰めると、席から立ち上がる

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは、嫌な予感のようなものを抱いていた。
……当人にとって、冷静ではいられなくなるような状況下にいる
たった一人で、現場へ向かうブレイズに対し。

[メイン] 連絡員 : 「何かあったり手が欲しい時は連絡して!
 それじゃあ期待してるよ、未来のスーパースターさんたち!」

[メイン] 連絡員 : それだけ言って、手を振りながら離れようとする。
質問の有無、なければ解散の意図だろう。

[メイン] うずまき ナルト : 連絡員にも、ありがとうだってばよ!とお礼を告げ
会釈をしながら、ナルトも席から立ち上がり。

[メイン] うずまき ナルト : 「………炎の姉ちゃん……!」
窓の向こうの景色を瞳に写しながら、独り言を呟くのだった。

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] 茨木童子 : 『天岩戸に手を掛けて』登場:自由

[メイン] 茨木童子 : 49+1d10 登場/リザレクト (49+1D10) > 49+7[7] > 56

[メイン] 北上 : 32+1d10 登場/リザレクト (32+1D10) > 32+6[6] > 38

[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 32 → 38

[メイン] system : [ 茨木童子 ] 侵蝕率 : 49 → 56

[メイン] 茨木童子 :  

[メイン] 茨木童子 : 静かな揺れを伝える椅子に、やけに長い馬車
挙句に何も繋いでおらぬのに走るとは…

[メイン] 茨木童子 : 「…遠方から見る限りでは、大した事は無いと思っていたが…乗り込むと胃袋に入り込んだ気分になるな」

[メイン] 茨木童子 : シンカンセン、妙な響きの乗り物を手配されたと思えば
あれよあれよと乗り込んでいた

[メイン] 茨木童子 : 「お主はどうだ、北上? 元は舟だとすれば車輪には慣れぬかと思ったが…」

[メイン] 北上 : 「あたしはもう慣れてるからね~
 でも初めて乗った時はそりゃびっくりしたよ」

[メイン] 北上 : 「当時列車はあったけど、こんなに速いのはなかったからねぇ
 弾丸列車がこうなるとは…ってね」

[メイン] 茨木童子 : 「時代の進歩…否、人間の科学とやらの発展は目を剥く……」

[メイン] 茨木童子 : ごちる様に呟き、UGNから支給された端末を取り出し 見つめる

[メイン] 茨木童子 : 「…“コレ”もな。なんでも国を跨いで文を届け噂を掠め取るとか……」

[メイン] 茨木童子 : 恐ろしい品よ
このような物が京にあれば、あの悍ましき四天王が何処にいようが駆けて来たであろう

[メイン] 茨木童子 : 「……して」

[メイン] 茨木童子 : 「如何に任務とやらに使うのだ、以前の携帯は開くモノだった様だが…」

[メイン] 茨木童子 : 勝手がさっぱりとわからん
よもや、コレも割れるのだろうか。モナカの様に

[メイン] 北上 : 「あーあー!割っちゃダメ!
 使い方教えるからさ」

[メイン] 北上 : と、隣で端末の操作方法を教える

[メイン] 茨木童子 : 「んーと……コレを押せば光り、デンゲンが入り……すわいぷ? 西洋の妖か…?」

[メイン] 北上 : 「スワイプね。こうして触れば動くからさ~」

[メイン] 北上 : 「とは言え…あたしも教えるのはそんなにうまい方じゃないしな……
 実践的にやってけばきっと覚えられるかな?」

[メイン] 茨木童子 : 「…砕かぬが不安だが。案ずるより産むが易しと言う やってみるか…」

[メイン] 北上 : 「と、言う訳で……あたしがまずはお手本を見せてしんぜよう。
 任務で必要な情報の調べ方をね」

[メイン] 北上 : ピポパと端末を操作していく

[メイン] 北上 :   

[メイン] 北上 : ・上梨村について

情報:UGN

[メイン] GM : 難易度8

[メイン] 北上 : (4+0)dx+1>=8 〈情報:UGN〉 (4DX10+1>=8) > 8[1,4,5,8]+1 > 9 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・上梨村について
 人口1万人ほどの小規模な村。特産品はみかんのから派生した果物。
 デジタル化が進んでいる現代社会の中でも特に電化製品などが取り入れていない村である。
 UGNにも一応の監視下にはおかれていたものの、そのせいも相まって電波の通じも悪く連絡が取りにくいことから、現状の発覚には遅れてしまった。
 だがそれを幸としているのか、FHなどのた組織が関与した事件はこの村では発生していない。また彼らのレネゲイド反応も今現在では見つかっていないようだ。

[メイン] GM :  

[メイン] 北上 : 「……てな感じで情報を調べたりできるんですな」
と、UGNのデータベースから調べてみせた情報を伝えて

[メイン] 茨木童子 : 「う、うむ…本当にこれだけで情報収集ができるのだな……」

[メイン] 茨木童子 : 納得した様子で端末を受け取り
操作方法を反芻しながら、情報の操作を始める

[メイン] 茨木童子 : 「ぴ ぽ ぱ…と」

[メイン] 茨木童子 :  

[メイン] 茨木童子 : 情報:web 上梨村のR案件について

[メイン] GM : 5

[メイン] 茨木童子 : 1dx+1 (1DX10+1) > 9[9]+1 > 10

[メイン] GM :  

[メイン] GM : レネゲイド反応なし。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 調査によれば人間が発生する微量なレネゲイド反応は感知できたものの、それ以上は確認することが出来なかった。

[メイン] GM :  

[メイン] 茨木童子 : 「……ふむ、レネゲイド反応無し。と出た」

[メイン] 茨木童子 : 特に違和感を感じる様子もなく
平然と茨木童子は異常極まる事態を報告した

[メイン] 北上 : 「………マジで?」
画面を覗き込む

[メイン] 茨木童子 : 「…む? 何か操作を間違えていたか…?」

[メイン] 北上 : 「ん~~いや、操作は間違えてないっぽい…」

[メイン] 北上 : 「と、なると本当にレネゲイド反応がない…?」

[メイン] 北上 : 顎に拳を当てて考え込む

[メイン] 茨木童子 : 「そうおかしな話か? 一応、人並みの反応はあるようだが…」

[メイン] 北上 : 「だってさ、これだと…あたしたちのような力を何も使わずに蘇ったことになるんだよね」

[メイン] 茨木童子 : 「……にゃんと!?」

[メイン] 北上 : 茨城童子と自分を指差し

[メイン] 北上 : 「あたしたちが力を使うと、それとわかる反応が出るんだよ~
 んで、それが無い…となると」

[メイン] 北上 : 「…考えたくないけどレネゲイド以外の何かが要因なのか…」

[メイン] 茨木童子 : 「あり得ぬ話ではない……この世の裏には測るとも測り切れぬ神秘が満ちている…」

[メイン] 茨木童子 : 最も茨木童子にとっては
表側の世界こそ複雑極まるとも言えるが…

[メイン] 北上 : 「うーん…それだと少なくとも今まで一切見つかってない未知の技術ってことになるんだよね…」

[メイン] 北上 : 「いやはや、えらいことになりそうだ」

[メイン] 茨木童子 : 「…ブレイズがはやる気持ちが少しわかった」

[メイン] 茨木童子 : 「その様な場所に恩師が呼び出されたとあれば……我を忘れるも仕方がない事よな」

[メイン] 茨木童子 : …もしも、酒呑が。
大江山の皆がそこにいると知れば、吾も己を律する自信は無い

[メイン] 北上 : 「うん。大切な人が生き返った。そりゃ我を忘れても仕方がない」

[メイン] 北上 : 「問題は、どうして生き返ったのか。
 こればっかりは現地で調査しないとわからない」

[メイン] 北上 : 「……一体、何が起きてるんだろう」
ぼそりと呟く。
明らかに自然の理に反する事件。マイクロビキニでも不可能と言われた出来事。
その未知は、否応もなく不安を抱かせる。

[メイン] 茨木童子 : 不安を感じ取ったのか
或いは揺れる己の胸中を洗い流す為か、茨木童子はこう言った

[メイン] 茨木童子 : 「…如何にその村で異界の如き光景があろうと、どの様に浮世の法に背こうと」

[メイン] 茨木童子 : 「どのような物にも事情や、”ルール“がある筈だ」

[メイン] 茨木童子 : 「…鬼が、そうであった様にな」

[メイン] 茨木童子 : 「故に、敵に呑まれなければ……我らの敵では無い だろう?」

[メイン] 北上 : 「……ふふ、確かにね」

[メイン] 北上 : 「法則さえわかれば、これを打倒することも…味方につけることもできる。
 人間はそうやって進化してきたみたいだし…」

[メイン] 北上 : 「あたしたちも、見つけてやろうか。
 今回の事件の、その法則を」

[メイン] 茨木童子 : 「…うむ!」

[メイン] 北上 : 2人で意気込みを改める
この事件の原因を見つけることは、急務である

[メイン] 北上 : 日常が理を覆され。壊れようとしている。
それを食い止めるのがあたしたちの役目。

[メイン] 北上 : …しかし、あたしとて目の前に生き返って欲しい人がいれば…どうなるか。
その役目を全うできるのか。

[メイン] 北上 : 否、しなければならない。
今のあたしにとって最も大切な日常を守るために。

[メイン] 北上 :   

[メイン] 北上 :   

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : middle『意志を継ぐ者達』 登場:任意

[メイン] うずまき ナルト : 37+1d10 登場/リザレクト (37+1D10) > 37+2[2] > 39

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 37 → 39

[メイン] 北上 : 38+1d10 登場/リザレクト (38+1D10) > 38+10[10] > 48

[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 38 → 48

[メイン] うずまき ナルト :

[メイン] うずまき ナルト : ─────時は少し戻る。
北上と茨木童子が新幹線を使って、上梨村へと移動する前。
残照支部の面々が支部へ招集され、任務の通達を終え
そして、現場へと足を向ける前の話。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────なぁ!連絡員の姉ちゃん!!」

[メイン] うずまき ナルト : 廊下で、声変わりのしていない男の子の、高い声色が響く。

[メイン] 連絡員 : その声に、黒い耳をぴょこんと動かしてナルトの方へと向く。

[メイン] うずまき ナルト : 冬の時期ということもあり、暖房は効いているものの
それでも寒色の廊下が続く中、肌寒そうな格好をしている金髪の少年は
声を掛けた、灰色の髪の女性を見上げながら、眉を若干顰め。

[メイン] 連絡員 : 「はいはい!どうしたの~?
 あたしとツーショットでも取りたくなっちゃった?」

[メイン] 連絡員 : 腰に手を当てながらけらけらと笑いつつ。

[メイン] うずまき ナルト : 「えっ!?ツ、ツーショット!?
 どど、どういうことだってばよ!?」

[メイン] うずまき ナルト : 「そ、そうじゃなく!!……あ、あのさ!
 一個、質問してみたいことがあって……
 連絡員の姉ちゃんなら、知ってるのかなって思って」

[メイン] うずまき ナルト : 「……炎の姉ちゃん……ブレイズの姉ちゃんの師匠ってさ
 一体……どんな、人だったんだってばよ……?」

[メイン] 連絡員 : その言葉に冗談冗談!と笑いつつも。
ナルトの言葉に、ふむ、と一拍おいて。

[メイン] うずまき ナルト : 現在、それを知っているであろう北上は
事前準備に奔走しており、新幹線の手配を行なっているようで。

[メイン] うずまき ナルト : 事態が事態ということもあり、急を要するがために
その準備を邪魔してはならないという気遣いの精神が
イタズラっ子な少年、ナルトにも持ち合わせておりつつ。

[メイン] うずまき ナルト : 眼前の女性をただ、じっと見つめていた。

[メイン] 連絡員 : 「うんうん、あの人のことね
 ……といってもあたしは小耳にしか挟まないから、もっと詳しい人の方がいいと思うけど……」

[メイン] 連絡員 : 「どうして知りたいの?その人のこと」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………」

[メイン] うずまき ナルト : 「………大切な人がいなくなる気持ちとか、辛さとか
 オレも……分かるから……だからこそ
 同じ仲間として……家族として」

[メイン] うずまき ナルト : 「知りたいんだってばよ
 ………だめ、か……?」

[メイン] うずまき ナルト : 少年は軽く拳を握り締めながら、青い瞳を向けるのだった。

[メイン] うずまき ナルト : ─────いなくなってしまった、自分の両親。
この喪失感は、埋めることはできても、失うことはできない。

[メイン] 連絡員 : 「いや。それで十分だよ
 君がその人のこと、どれくらい大事に思ってるかわかったしね」

[メイン] 連絡員 : どこか遠くを見るような少年の仕草に、薄らと微笑みつつ。

[メイン] 連絡員 : 「ま、偉そうに言ってるけどあたしはUGNでの情報でしか知らないからね~
 ……一番知ってそうな人といえばやっぱり────」

[メイン] 連絡員 : と、その名前を口に出そうと思っていたところ。

[メイン] 北上 : 「お? どうかしたの~?」

[メイン] うずまき ナルト : その声に、ぴくりっ!と反応し、少し驚いた顔をしながら
慌てつつ、後ろを振り返り。

[メイン] うずまき ナルト : 「せ、戦艦の姉ちゃん!」

[メイン] 北上 : 新幹線の指定席が取れたと伝えようとふらりと現れたところ、何やら話し込んでいる様子

[メイン] うずまき ナルト : 「…………」
連絡員の言葉、自分が師匠と慕う相手の、さらなる師匠
その存在をもう一人知っている人物である、北上の方を見ながら。

[メイン] 連絡員 : 「おっ、ナイスタイミング~!」

[メイン] うずまき ナルト : 連絡員に、こくりと会釈をしながら。

[メイン] 連絡員 : 手を掲げて北上へと軽い挨拶を向けながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「戦艦の姉ちゃんは……炎の姉ちゃんの師匠のこと
 ……何か、知ってたりとか……するってばよ……?」

[メイン] うずまき ナルト : 交渉判定!

[メイン] GM : 難易度8

[メイン] うずまき ナルト : (3+0)dx>=8 〈交渉〉 (3DX10>=8) > 8[5,6,8] > 8 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・ブレイズの師匠について
 コードネーム”Ace”。本部エージェントを務めている男性。他人から見た性格として、厳しいという一面が見受けられるだろう。
 彼はUGNの規則から外れずに与えられた任務を全うする。また、UGNに属する他人にも任務の遂行を要求する。
 しかしこれは、立場の責任を強く重視しているからである。それなりの立場に属する者にはそれ相応の責任があると考えている。彼としては「エージェントとしての責任は自分一人の命よりも重い」と考えている。

 そんなエージェントだが、彼は身寄りのないチルドレンの面倒を見ていている。ブレイズは彼に面倒見られたチルドレンの一人であり、ブレイズにとっては親のようなものだろう。彼の考えは彼女の考えにも大きく影響している。

[メイン] GM :  

[メイン] 北上 : 「うん。知ってるよ」
こくりと頷いて

[メイン] 北上 : 「コードネーム"Ace"っていう本部エージェントでね。規律にうるさいけど優しい人」

[メイン] うずまき ナルト : ふんふん……!と興味津々に頷きながら聞く。

[メイン] 北上 : 「それで…」
しばし、言い澱んでいたが

[メイン] 連絡員 : 北上の言葉にへえ~!と頷きながら聞きつつ。

[メイン] 北上 : 「ブレイズの親代わり…みたいな人かな」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!」

[メイン] うずまき ナルト : その言葉に、目を少し見開かせながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「……親………」

[メイン] うずまき ナルト : そして、少し俯きながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「………ありがとう、戦艦の姉ちゃん
 ……炎の姉ちゃんのこと、オレってば、まだ何にも
 分かっちゃいなかったんだな……」

[メイン] うずまき ナルト : 少し眉をハの字にしながら、悲しげな笑みを作りながら。

[メイン] 北上 : 「そんなことないと思うけどな~
 その人を知るのに必要なのは、なにも略歴だけじゃないと思うし」

[メイン] うずまき ナルト : 「………………!」

[メイン] うずまき ナルト : 顔を上げ、北上をじっと見つめながら。

[メイン] 北上 : そう言いつつ、少しトーンダウンして

[メイン] 北上 : 「そういうわけだから…ブレイズは先行したんだと思う。
 親ってきっと、人にとっては大切なものだし…」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………」
その言葉に、ナルトの表情はさらに強張りながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「………戦艦の姉ちゃんも、Aceって人と、会ったこと……あるってばよ?」

[メイン] 北上 : 「昔、一度だけね」

[メイン] うずまき ナルト : 「! ……そう、なのか…………いいなぁ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……ほら、炎の姉ちゃんってさ!
 いつも、どんな辛い状況でも、苦しい状況でも!
 すっげぇ明るくてさ!コードネームにある通り!炎みてぇに!」

[メイン] うずまき ナルト : 「苦境に負けずに、前に進み続けようとする……あの姿に
 オレ……憧れててさ……だから、そんな炎の姉ちゃんの師匠は、さ
 きっと……もっと、もっと!すげぇんだろうな、って……」

[メイン] うずまき ナルト : へへへっ!と笑いながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「戦艦の姉ちゃんも、炎の姉ちゃんと長い付き合い……なんだろ?」

[メイン] 北上 : 「そうだよ~。何だかんだで付き合い長いね」

[メイン] 北上 : 昔を懐かしむような目をしつつ

[メイン] うずまき ナルト : ………やっぱ、いいなぁ、そういうの。
なんて、少し羨ましそうな顔をしつつも。

[メイン] うずまき ナルト : 「……オレも、炎の姉ちゃんと……本当の"家族"に
 なってみたい……ってばよ!」

[メイン] うずまき ナルト : 「……今、炎の姉ちゃんは、苦しんでる
 誰にも相談できずに、たった一人で突っ走るくれぇに……
 だから………だから、オレッ………!!」

[メイン] うずまき ナルト : 拳を強く握り締めながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「……戦艦の姉ちゃん!!連絡員の姉ちゃん!!」

[メイン] うずまき ナルト : 二人の顔を見て、そして……深く、頭を下げ、お礼を伝えた後。

[メイン] うずまき ナルト : 「オレ……!!行ってくるってばよ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 《軽功》

[メイン] 北上 : 「え、行ってくるって…」

[メイン] うずまき ナルト : ─────まるで木の葉の如く、少年は目で捉えきれない速さで
その場から駆け出し……そして、支部の窓から、飛び出して行った。

[メイン] 連絡員 : 「……ちょおおっ!?」

[メイン] 連絡員 : 「ここっ、5階だよ!?」

[メイン] 北上 : 「……走ってっちゃったか…
 し、新幹線で行くような距離なんだけどな~…」

[メイン] 連絡員 : その声も置き去りに、目の前の少年は駆けていった。
考えるよりも先に体が動いた────まさに、ここにいない誰かを、心配するがあまり止まらないように。

[メイン] 連絡員 : 「だ、だよね~……!?
 ……北上のとこのあの子って、いつもあんな感じなの?」

[メイン] 北上 : 「まあ…向こう見ずなところはあるね~」

[メイン] 北上 : 「ま、それが良いところでもあるんだけど…」

[メイン] 連絡員 : そんな北上の顔と言葉に、あははと笑った後。

[メイン] 連絡員 : 「そっちも苦労してるねぇ~
 とはいえ、結構楽しそうな顔に見えるよ?」

[メイン] 連絡員 : にひひ、とその笑みを着た紙に向けながら。

[メイン] 北上 : 「まあね、支部も賑やかになって毎日忙しく楽しくしてるよ~」

[メイン] 北上 : 「…とと、あたしたちも急いで行かないといけないんだった」

[メイン] 連絡員 : 「はーい、……情報は見たけど、そっちも気を付けてね
 なにせ────”何”を見るか、わからないんだから」

[メイン] 連絡員 : 死体というのは、どこまでを指すのか。
果たしてそれは元々RBであった者の”昔馴染み”にも出会うのか。
そうなれば────平然としていられるのか。

[メイン] 連絡員 : 「もっとも北上のことだから、あんまり心配してないけどね~!もちろんいい意味で!」

[メイン] 北上 : 「忠告、ありがとね。
 できるだけ気をつけておくよ」

[メイン] 北上 : さてと、何が出るかわからないけど…やるべきことをやりに行きますか

[メイン] 北上 : まずは…ナルトに新幹線の凄さを教えてあげないとね

[メイン] 北上 : 文明の利器を利用して驚かせるべく。
これまた新幹線の凄さを知らない茨城童子の背を押して、駅へと向かうのだった

[メイン] 北上 :   

[メイン] 北上 :   

[メイン] GM : trigger「all for love」登場:任意

[メイン] うずまき ナルト : 39+1d10 登場/リザレクト (39+1D10) > 39+9[9] > 48

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 39 → 48

[メイン] 北上 : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+5[5] > 53

[メイン] 茨木童子 : 56+1d10 登場/リザレクト (56+1D10) > 56+6[6] > 62

[メイン] system : [ 茨木童子 ] 侵蝕率 : 56 → 62

[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 48 → 53

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM : 君たちは新幹線を降りて何度かの乗り降りを繰り返す。

[メイン] GM : 田舎の交通網というのは非情だ。
一日二本のバスに何とか乗り、そこから時間をかけてようやくたどり着いた。

[メイン] GM : 降りた風景といえば、一面の緑。
自然豊かな風景がこれでもかと見えている。
また「上梨村へようこそ!」という文字が掠れかけた看板と共におかれていた。

[メイン] GM : 矢印の通りに進めば、上梨村にたどり着くだろう。

[メイン] うずまき ナルト : 「ぜぇ……ぜぇ……!」

[メイン] うずまき ナルト : 緑が広がる、都会の人工物の無い田舎の光景の中
金髪の少年は、汗水を垂らしながら、膝に手を着いて
呼吸を荒げながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「う、嘘……だろ……!?」

[メイン] うずまき ナルト : その少年が顔を上げると、そこには─────。

[メイン] うずまき ナルト : 「オ、オレ、結構全力疾走で来たのに……!?
 戦艦の姉ちゃんと、イバラギンと、同時に……!?」

[メイン] 茨木童子 : 「……後半から高低差が無くなった結果やもしれん」

[メイン] うずまき ナルト : 「!!? な、なるほど……言われてみれば、確かに……!?」

[メイン] 茨木童子 : それを差し引いてもあのシンカンセンに乗っても同着とは大したスピードだが

[メイン] うずまき ナルト : ガーーーーン。とショックを受けたような顔をしているナルト。

[メイン] 北上 : 「ふっふっふっ……驚いたかな、少年よ。
 これが文明の利器の力なのさ…」

[メイン] 北上 : 内心新幹線に乗って同着とかいうスピードに慄きつつ

[メイン] うずまき ナルト : 「ぐ、ぐぬぬぬぬ……!……今回は、オレの負けを……
 み、み……認める!……ってばよ!
 ─────でも!!」
ビシィ!と北上を指差して。

[メイン] うずまき ナルト : 文明の利器、という点で言えば、その塊が北上であろう
戦艦とは、過去の日本人達が叡智をつぎ込んだものなのだ。

[メイン] うずまき ナルト : 有名な話で言えば、無線技術が、今普及している携帯の技術へと
発展を遂げた、キッカケになった、というものだ。

[メイン] うずまき ナルト : しかーし!ナルトはそういった教養は、残念なことに知らないおバカで。

[メイン] うずまき ナルト : 「……来る途中、見たってばよ!!
 ……レネゲイド反応が、ねぇって……
 つまり、この任務は……謎だらけだってこと!だから!」

[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃんのためにも!次の勝負は、オレが勝つってばよ!!」

[メイン] うずまき ナルト : そしてナルトは─────上梨村へと続く道を、強く!キッ!と見やった。

[メイン] 北上 : 「ふふ、その意気や良し」

[メイン] うずまき ナルト : へへへっ!と少年の笑みを浮かべながらも
─────進んでいく、事態が渦巻く、魔境へと。

[メイン] 茨木童子 : ……競走などしていたのか?
イバラギンの疑問は、野暮という事情により森に放棄された

[メイン] GM : 日差しが差し込む中、君達は上梨村へと歩いていく。
太陽の熱も暖かく気温もそれほど寒いわけではないので、絶好のマイクロビキニ日和だろう。

[メイン] GM : そうして、木々連ねる森を抜ければ────

[メイン] GM : そこは、見渡す限りいっぱいの田んぼ。
その奥に見えるぽつぽつと立つ家屋。これが上梨村だろう。

[メイン] GM : そして、君達の姿を見かけたのか。
田んぼで桑を振っている村人がこちらへと目を向ける。

[メイン] GM : 「こんにちは~」

[メイン] うずまき ナルト : 「!! お、押っ忍!!」

[メイン] うずまき ナルト : 自分達はマイクロビキニ姿、この格好で一般の人と
会話をするのは……まだ、ナルトは慣れていない。

[メイン] うずまき ナルト : UGNの処置により、非オーヴァードからは
自分達マイクロビキニを着たオーヴァードは、"普通の格好"として
認識されているようなのだが………それでも、やはり……慣れない!

[メイン] 北上 : 「こんにちは~」

[メイン] 茨木童子 : 「うむ、この村の者か」

[メイン] GM : 「こんにちは~」

[メイン] GM : 「こんにちは~」

[メイン] GM : 「こんにちは~」

[メイン] GM : 「こんにちは~」

[メイン] GM : 「こんに、にち」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………へ……?」

[メイン] GM : 「にち、にちは、こん、こんこん」

[メイン] 茨木童子 : 「…敵か?」

[メイン] うずまき ナルト : ─────まるで、壊れたラジオのようだった。

[メイン] 北上 : 「ちょちょ、どうしました!?」

[メイン] うずまき ナルト : 「な、ななな、おっちゃん……!?」

[メイン] 茨木童子 : 疑念を確信へと固めるより先に、戦闘態勢へ入る

[メイン] うずまき ナルト : 冷や汗を浮かべながらも、声をかける一般人へと
その視線を、じっと向け。

[メイン] GM : こちらに目を向けた男は、ゆっくりと3人へと顔を向ける。

[メイン] 茨木童子 : 相手は恐ろしい、何度も同じ言葉を繰り返す様は不気味でならない

[メイン] GM : その姿は裸に近い姿であり、君達がよく知っている姿────。
まさしく、マイクロビキニを着ていた。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 民間人じゃ……ねぇ!?

[メイン] GM : 「こんに、ぎ、ぷっ」

[メイン] GM : 首が真逆にねじ曲がった。

[メイン] 北上 : 「──────ッ!?」

[メイン] うずまき ナルト : いや、いや!じゃあ、ジャームなのか……でも、レネゲイド反応は、ねぇ……って……。

[メイン] うずまき ナルト : 「………ッッ!!?」

[メイン] 茨木童子 : 「…どうする、これは?」

[メイン] うずまき ナルト : 得体の知れない存在、人の形をしておきながら
自然法則の一切を否定するその動き。

[メイン] 茨木童子 : 「確認するが、コレはもう攻撃していいものなのか?」

[メイン] うずまき ナルト : 長閑な大自然の中にある異物感が、ナルトに生理的嫌悪を増長させた。

[メイン] うずまき ナルト : 「……ま、待てってばよ!イバラギン!」

[メイン] 北上 : 「………まだダメ」

[メイン] うずまき ナルト : 「なんか………なんか、おかしい………!!!」

[メイン] 茨木童子 : 茨木童子の全身に爆発寸前の闘気が漲り
一言あれば、刃が抜かれる

[メイン] うずまき ナルト : 「戦艦の姉ちゃん!!!えーと、えっと!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「レ、レネゲイド反応!!こ、ここなら、調べられるんじゃ……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 必死に、自分達の頼りの存在である北上の方へと勢いよく向きながら叫ぶ。

[メイン] うずまき ナルト : 背中に浮かぶ汗は、ナルトの焦りを表していた。

[メイン] 茨木童子 : 「……うむ、明らかな異常だ。 レネゲイドとやらが反応しない筈もない」

[メイン] 北上 : 「みんな、一端冷静に」
冷や汗を流しながら

[メイン] うずまき ナルト : あ、ああ……!と、強く頷きながら。

[メイン] 茨木童子 : 童子は迅る
敵は眼前、更にこれがなんらかの術の予兆である可能性もある

[メイン] 北上 : 「まずは状況の確認からだね。
 ナルトのいう通りレネゲイド反応を調べよう」

[メイン] 北上 : 明らかに異常が起きている
それも、民間人に犠牲が及んでいるかもしれない

[メイン] 北上 : 緊急事態だ。
だが…こういう時だけは、自分は冷静でなくてはならない。そう言い聞かせ

[メイン] 北上 : その奇妙な人物に、調査キットを近づけて…

[メイン] 北上 :   

[メイン] 北上 : ・レネゲイド反応の有無について

情報:UGN

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 無し。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ぎ、ぎぎぎぎ。

[メイン] GM : 今まで動かなかった”それ”は、調査キットを近づけた北上を虚ろな瞳で捉えて。

[メイン] GM : 腕を振り上げようとする。

[メイン] GM :  

[メイン] 茨木童子 : 同時に、大きく振りかぶり
茨木童子は得物を構え、狙いを定めた

[メイン] うずまき ナルト : 「─────戦艦の姉ちゃん!!」

[メイン] うずまき ナルト : 北上の腕を、強く掴み、そして後方へと思いっきり引っ張る!

[メイン] 北上 : 「……え」
レネゲイド反応がない。
そのことに気を取られて一歩反応が遅れ

[メイン] うずまき ナルト : ハヌマーンの反射速度を以ってして、それはギリギリであった。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : コンボ名:縺ゅ>縺ョ縺セ縺。 
???/???/???/対象:めのまえ/侵蝕率?

[メイン] GM : 2DM<=2 (2DM<=2) > [10, 4] > -1 > 成功数-1 ファンブル!

[メイン] GM :  

[メイン] GM : その攻撃はナルトが手を引いたことにより────間一髪。

[メイン] うずまき ナルト : 冷や汗が首筋を、そしてお腹を伝いながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「………ッッ!?」
眼前で、"それ"の繰り出した攻撃を、目撃してしまう。

[メイン] うずまき ナルト : 「い、今のは………!?……な、なん、だ……!?」

[メイン] うずまき ナルト : "分からない"。

[メイン] うずまき ナルト : そも、レネゲイドとは、オーヴァードとは、ジャームとは
規格外であり、どのような攻撃を仕掛けてくるか分からない。
こういったことは、ある意味で日常茶飯事のようなものでもあった。

[メイン] 北上 : 「な、何…今のは…」

[メイン] 茨木童子 : 隙を逃さず
血肉より作り出した剣を首の捻れた怪物に向かい投擲する

[メイン] うずまき ナルト : しかし─────"分からない"。

[メイン] うずまき ナルト : まるで、次元が違うような。
生物的本能で、そう察知した。

[メイン] GM : 「……にち、ふぁ…………よ、う、こそ」

[メイン] うずまき ナルト : 「せ、戦艦の姉ちゃん!!……アイツは、アイツは!!!
 なんなんだってばよ!?!?」

[メイン] 茨木童子 : 地にヒビを刻み空気の壁を突き破り
童子の手より離れた剣が怪物へ向かう

[メイン] うずまき ナルト : 北上の腕を握る手に、汗が染みる。
ナルトもまた─────焦りを抱いているようで。

[メイン] GM : 「よ、こ、そ。わ、わた、わたたわた、の、むら、へ、あいの、むら、へ」

[メイン] GM : それは、とぎれとぎれに言葉を発する────が。

[メイン] 北上 : 「わ、わからない…! 確かなのは…レネゲイドじゃ"ない"…未知のもの…!」

[メイン] うずまき ナルト : 「ッ………!?」

[メイン] GM : 茨木の投擲した剣により、軽々と胴体を貫かれる。
途切れていた声も、その時になり薄れ────。

[メイン] 北上 : 驚愕に目を見開いたまま、目の前の異常にとっての異常を見据える

[メイン] うずまき ナルト : 「や、やったか……!?イバラギン!」

[メイン] GM : それと、同タイミングのことであった。

[メイン] 茨木童子 : 「…わからんが、動きは止ま──」

[メイン] うずまき ナルト : 人間の形をしながらも、それを真っ向から否定する存在をじっと見ていると。

[メイン] GM : 三人の間に割って入るように────一つの影が。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!」

[メイン] GM : その影は、手に持っていた物を振るうと。

[メイン] : 「ムぅううんッ!!!!」

[メイン] : それを殴り飛ばし、吹き飛ばしていった。

[メイン] うずまき ナルト : な、なんだ………!?速くて、見えなかった……!?

[メイン] うずまき ナルト : そ、それに……!!

[メイン] うずまき ナルト : 「す、すげぇ……破壊力……!?」

[メイン] : その影は、ゆっくりと────三人へと向いて。
やがて陰りがあった姿が、太陽に照らされて露になる。

[メイン] うずまき ナルト : 得体の知れない存在を吹き飛ばした、眼前のガタイの良い男を見上げながら
ナルトは、ぽかんと口を開けつつも、眉には力を込めたまま。

[メイン] : 「おい、お前ら。平気か」

[メイン] うずまき ナルト : 「!! あ、ああ……!戦艦の姉ちゃんは、無事だ!」

[メイン] 北上 : 「……は、はい。ありがとうございます…」

[メイン] うずまき ナルト : 「……お、おっちゃんは、UGNの援軍とか、か……?」

[メイン] : 男の姿は夏であるにもかかわらず着こまれており、マイクロビキニとは真逆の位置にあった。もしかすれば、UGNの内情に詳しい人間がいれば気づくだろう。

[メイン] 茨木童子 : 「…無事、だが。驚いたな」

[メイン] : 男が来ているのはUGNの対レネゲイド用強化スーツ。
つまりは、君達側の存在であるということを。

[メイン] : 男は、ナルトがUGNと口走ったことに眉を潜めた。

[メイン] : 「そうか、珍妙な姿だから測りかねていたが……
 お前らはUGN、だな?」

[メイン] うずまき ナルト : 「ち、珍妙…………あ、ああ!」
否定はできなかった、実際珍妙だから。

[メイン] うずまき ナルト : 「オレは、うずまきナルト!
 オレの師匠……炎の姉ちゃんを探しにここに来たんだってばよ!」

[メイン] 北上 : 「…はい。UGN残照線支部の者です。
 ……あなたの所属は…?」

[メイン] 茨木童子 : 「補足すると、炎の姉ちゃんとはブレイズと言う」

[メイン] : こんな状況にもかかわらず冷静な低い声。
そして真っすぐと立つその姿。

[メイン] : もしかすれば、男の姿を北上は覚えているかもしれない。

[メイン] 北上 : もしや、という考えが脳裏を過るが
本当にあり得るのか…そんなことが?

[メイン] : 「坊主。さっきの質問はな、半分正解で半分間違いだ」

[メイン] : 「俺は────”Ace”」

[メイン] : 「”元”UGN本部エージェントだ」

[メイン] うずまき ナルト : 「………え?」

[メイン] 茨木童子 : 「………」

[メイン] うずまき ナルト : ……も、元……。
………て、ていうか……Aceって……!?

[メイン] うずまき ナルト : 「!?!? じ、じゃあじゃあじゃあ!?
 お、おっちゃんが!炎の姉ちゃんの………師匠!?」

[メイン] 北上 : 「…やはり、本当に──!?」

[メイン] 茨木童子 : 「……故人であると聞いていたが」

[メイン] うずまき ナルト : !!! そ、そうだ……!

[メイン] うずまき ナルト : 茨木童子の言葉で思い出す。
─────Aceとは、戦死した本部エージェント、だと。
その情報は、ナルトも当然覚えている。

[メイン] : 「ブレイズのことなら、YESだ
 ……ガキを兵士に使ってるってのは昔も今も変わってねえな」

[メイン] うずまき ナルト : "死人"が、蘇る。

[メイン] うずまき ナルト : ─────まさか、それが……本当に、完成……された……?

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!」

[メイン] : 溜息をつきながらも、茨木の問いに目を向け。

[メイン] うずまき ナルト : 「オ、オレはガキじゃねぇってばよ!」
意地を張るように声を上げ。

[メイン] : 「ああ、蘇った……と言っていいのかわからねえが、そうだな」

[メイン] : ナルトの意地に、フッ、どうだかなと言いながらも。

[メイン] 茨木童子 : 「まさか、“黄泉帰り”が本当に達成されているとは……」

[メイン] 北上 : 「……なるほどね、確かに昔会った時と"おんなじ"だ」

[メイン] 茨木童子 : 驚きを隠せぬ様子で、aceを見つめている

[メイン] : 「この業界、人が蘇るってのはレネゲイドの都合ありえないことでもない」

[メイン] 北上 : 空を仰ぎ見て、額に手を当てる

[メイン] うずまき ナルト : 「え、で、でもでも!おっちゃん!」

[メイン] うずまき ナルト : 「戦艦の姉ちゃんが……この任務は……レネゲイド案件じゃ、ねぇ、って」

[メイン] うずまき ナルト : ……そう、だよな……?と、不安そうな顔で、北上の方へと見上げ。

[メイン] : 《屍人》や《転生体》による疑似的な生き返りはUGNでも確認されている。
その体がよみがえったり、RBとして生まれ変わったり。
そもそも覚醒の要因として、体内のレネゲイドが高まりオーヴァードとして”生まれ変わる”こともザラだ。

[メイン] うずまき ナルト : 《変異種》にあるように、この世界ではイレギュラーな出来事は数多く存在する。
─────それらが、"レネゲイド"で片付けることができれば、の話だが。

[メイン] 茨木童子 : 「……なんと言われても、驚く他ない」

[メイン] 北上 : 「……うん。レネゲイドは検出されなかったよ」

[メイン] : 「ああ、よく理解しているな」

[メイン] 北上 : レネゲイド案件ではない以上、今までの事案では一切の説明がつかない。
だが、確かに蘇った人をその目で確認してしまうと…

[メイン] : 「この現象はレネゲイドにおけるものではない
 ヤツを見ろ」

[メイン] : 親指を向け、先ほど吹き飛ばしたそれを指さす。

[メイン] うずまき ナルト : 「………!」
言われた通りに、男の示す方へと目をやると。

[メイン] 茨木童子 : 再び捻れた怪物へと視線を向ける

[メイン] 北上 : 「これは、いったい……」

[メイン] GM : それは悶絶しながらも、ぐぐ、と体を動かそうとする。

[メイン] GM : だが茨木によって胴体を貫かれたおかげか、自由に動くことが出来ず。

[メイン] うずまき ナルト : 「……!?イバラギンのあの攻撃で、絶命したはずじゃ……!?」
冷や汗を垂らしながら。

[メイン] GM : ごぽり。

[メイン] GM : それは、口からピンク色のスライム状のものを吐き出す。

[メイン] うずまき ナルト : 「ッ………!?」

[メイン] 茨木童子 : 「アレが、本体か…?」

[メイン] GM : それは太陽の光によって照らされ────やがて、灰と化した。

[メイン] Ace : 「勘がいいな、嬢ちゃん」

[メイン] Ace : 「あれが人を……いや、”俺たち”を操っている何かであり
 蘇った死人の中には、アイツらが入っていると見ていいだろう」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!?……じ、じゃあ……おっちゃんの中、にも……!?」

[メイン] うずまき ナルト : 恐る恐ると、男へと視線を向け。

[メイン] 茨木童子 : 「……!」

[メイン] Ace : ナルトの言葉に、Aceは躊躇いもなく自分の右手首を切り落とす。

[メイン] うずまき ナルト : 「ッッ………!?」

[メイン] 北上 : 「────!?」

[メイン] Ace : 落ちて行く手首は、地面に着地────することはなく。

[メイン] Ace : ピンク色のスライムが、Aceの切り取られた腕から伸びていき。
手をぴったりと捕まえ、そしてまた────元通りに直していく。

[メイン] Ace : 「これが証拠だな」

[メイン] うずまき ナルト : 「リ……《リザレクト》とは……全く、違ぇ………!?」
冷や汗を浮かべながら。

[メイン] 茨木童子 : 「………操られているのか?」

[メイン] 北上 : 「ハハ…まるでホラーものに出てくる怪異みたいだね…」

[メイン] Ace : 「ああ、正直を言えば……気味が悪くてかなわん」

[メイン] Ace : 「”今はまだ”、だ」

[メイン] うずまき ナルト : 「い、今………?それって、どういう……
 わ、訳が!全然!わかんねぇってばよ!おっちゃん!!」

[メイン] Ace : 「俺もわからん」

[メイン] Ace : 「ただ、予想は付く。
 俺はこの体で人を殺してはならん。そう強く念じているからこそ、俺はコントロールを失っていないだけの話だろう」

[メイン] 茨木童子 : 「…ふむ」

[メイン] Ace : 「ではなぜ念じなくてはならないかといえば
 頭の中で、声がするからだ」

[メイン] Ace : 「”一つになろう”だの、”家族になろう”だの、”愛になろう”、だの」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………っ……!?」

[メイン] Ace : 「奴らは精神干渉を行い、それに飲み込まれれば最後、ということだろう
 ……先ほどのアイツのようにな」

[メイン] 北上 : 「……死者の蘇生ではなく、死者を乗っ取らんとするナニカ、かぁ…」

[メイン] うずまき ナルト : 「………………」
顔を俯かせながらも、再度男を見上げ。

[メイン] うずまき ナルト : 「………おっちゃんは、じゃあ……ずっと、戦っているんだな」

[メイン] うずまき ナルト : 「アイツらと、そして……自分自身と」

[メイン] Ace : 「…………」

[メイン] Ace : 「それが、本部エージェントだからな」

[メイン] うずまき ナルト : ─────これが、オレの師匠の、師匠。

[メイン] うずまき ナルト : もう自分が、自分の体ではないことを理解してしまい。
そして、治療することはおろか、心身の自由すらも縛られてしまっている。

[メイン] うずまき ナルト : それでも、男は発狂しない。
それどころか、自分達を助けてくれた。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────!」

[メイン] うずまき ナルト : 本部エージェントの仕事だから。

[メイン] うずまき ナルト : その言葉に、ナルトはハッとした。

[メイン] 茨木童子 : 「……ブレイズの決意は師匠譲りか」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………ありがとう、おっちゃん
 ……でも、でも一つだけ、聞きたいことが、あるってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは真剣な瞳で、男を見上げながら。

[メイン] Ace : 「フッ、ここでブレイズの名前を聞くとはな
 ……なんだ、坊主」

[メイン] Ace : 真剣な瞳で目を向けるナルトに、目を見開きながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「そのブレイズ……オレの師匠についてだってばよ!」

[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃんは、オレの大切な仲間で、家族で、師匠だ
 ……でも、誰にも相談せずに、単身でここに来たんだってばよ
 そんな炎の姉ちゃんが今、どこにいるのか……」

[メイン] うずまき ナルト : 「……炎の姉ちゃんの師匠であるおっちゃんは、分かるか?」

[メイン] Ace : 「……! ハハ、そうか……あいつが師匠に、か
 時間というものは俺の思う以上に流れやすいな」

[メイン] Ace : 「安心しろ、アイツは無事だ」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!!ほ、本当だってばよ……!?」

[メイン] Ace : 「それどころか現在救助活動を行っている
 こちらからは顔を合わせないがね」

[メイン] うずまき ナルト : 目を見開かせながら、単純ながらも少し嬉しそうな顔を。
無事が分かっただけでも、ナルトにとっては嬉しく。

[メイン] 北上 : 「そう…流石はブレイズだね」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!……そ、っか…… ……わかった
 ありがとう、おっちゃん!」
ニッ!と少年の、純粋な笑顔を向けながら。

[メイン] うずまき ナルト : 北上の言葉に、ああ……!と賛同しながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「……オレも、行ってくるってばよ!
 ……おっちゃん、その……… ……………炎の姉ちゃんに……」

[メイン] うずまき ナルト : ………言葉が、見つからなかった。

[メイン] 茨木童子 : 急行したは良いが、敵の数が多く増援を呼ぶ暇を取れなかった……筋は通るか

[メイン] うずまき ナルト : きっと、ブレイズにとって大切な人であり、それはナルトが思う以上であろう。
だからこそ─────二人の時間を、少しでも作ってほしい
あるいは、もう既に作ったのか、それらの言葉を出そうとするも。

[メイン] うずまき ナルト : 師匠の師匠である男のいで立ち、風格にナルトは……圧倒されていた。
その覚悟が、本物であることが、幼いナルトであっても分かるのだ。

[メイン] うずまき ナルト : 「……やっぱ、なんでもねぇってばよ!
 ─────"また"な!!」

[メイン] うずまき ナルト : 《軽功》

[メイン] うずまき ナルト : ─────そしてナルトは、村の奥へと駆け出そうとする。
救助活動を行う、ブレイズの手助けをするために。

[メイン] Ace : 「────待て、お前らには話しておくことがある」

[メイン] Ace : 《軽功》で軽々と飛ぼうとするナルトに対して、声を投げかける。
そしてその辺りにいる北上、茨木にも、だ。

[メイン] 茨木童子 : 「む?」

[メイン] うずまき ナルト : 「………!!」

[メイン] Ace : 「この場で俺たちUGNがしなくてはならないことは何だ?」

[メイン] 北上 : 「話しておくこと?」

[メイン] 茨木童子 : 「元凶の排除か?」

[メイン] Ace : ドン、と自らの持つ盾を地面へと置きながら、3人へと尋ねる。

[メイン] うずまき ナルト : 「……………………」

[メイン] 茨木童子 : 感染を止めるのなら、感染源を叩き潰す逃のが一番早い

[メイン] うずまき ナルト : レネゲイド案件でない以上、ここから先はもう─────UGNの仕事ではない。

[メイン] 北上 : 「……あたしたちの本来の仕事は、調査。
 これがレネゲイド案件か、のね」

[メイン] Ace : 「そうだ」

[メイン] Ace : 「ならばお前らが救助を行う理由も、奴らを討伐する理由もあるまい」

[メイン] Ace : 「俺たちはレネゲイドを秘匿する組織なのであって
 正義の味方ではない、違うか?」

[メイン] うずまき ナルト : 「………」

[メイン] Ace : その声は、別段大きいというわけではなかった。

[メイン] うずまき ナルト : 少年は口を閉じたまま、男に背を向け、静止したまま。

[メイン] うずまき ナルト : 「………おっちゃん、聞いてくれ」

[メイン] Ace : だが、威圧感のある声というものはまさにこれだろう。
低く低く、冷たく三人に言い放つ。

[メイン] Ace : 「……なんだ?」

[メイン] うずまき ナルト : 「オレは、さ………まだ、UGNの一員になって
 全然、日も浅くてさ……だから、おっちゃんみたいな
 すげぇ仕事人みたいには、まだなれねぇかもしれねぇ」

[メイン] うずまき ナルト : 「でも─────オレがUGNにいる理由ってさ」

[メイン] うずまき ナルト : 「………助けてもらったんだってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : ゆっくりと、振り返る。
首はねじ切れない、真っ直ぐと、Aceを見て。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────おっちゃんの愛弟子に」

[メイン] うずまき ナルト : 「だからオレは……憧れたんだってばよ
 ……それまでオレは、何も無かった、空っぽだった
 そんなオレに─────"炎"を灯してくれたのが」

[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃんなんだってばよ」

[メイン] Ace : 「…………」

[メイン] うずまき ナルト : 「確かに……オレは、習ったってばよ
 UGNっていうのは、レネゲイドを広めないように活動する組織だって
 だから、人を法で捌くことはできねぇし、それにおっちゃんの言うように
 レネゲイドに関係のねぇ人助けも、できねぇ」

[メイン] うずまき ナルト : 「─────だけど、それは……UGNとして、だろ」

[メイン] うずまき ナルト : 「オレは違う」

[メイン] うずまき ナルト : 「オレは……オレの納得する生き方をしたい
 UGNの一員になったのだって……!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「レネゲイドを広めないようにするってだけが、目的じゃねぇ!!
 オレは………オレは!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「オレの目の前にいる、困っている奴を助けられるような!
 そんな……!!でっけぇ人間になりてぇから!!
 UGNに入ってんだってばよ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「………おっちゃんを見捨てて帰るなんて、できねぇよ」

[メイン] うずまき ナルト : 「きっと、炎の姉ちゃんも同じ気持ちだからこそ……
 ……ここに、残ってんだろ
 だからオレも─────そうする」

[メイン] うずまき ナルト : そしてナルトは─────駆け出して行った。

[メイン] Ace : 「────なら、安心して任せられるな」

[メイン] Ace : 「お前はアイツそっくりだ、ブレイズとな
 ……甘いが、その甘さで自分の熱を燃やしている」

[メイン] Ace : 「だから、俺は奴らを一匹残らず殲滅する
 その後で────」

[メイン] Ace : 「俺も、再び眠りにつこう。
 ────ブレイズの手を借りねばならない、が」

[メイン] Ace : 男はそう、独り言のようにつぶやいた。

[メイン] 茨木童子 : 「ふむ、…どうやら吾が考えていたよりもUGNの使命は複雑らしい」

[メイン] 北上 : 「……そうだね。やりたいことを、やれないこともある」

[メイン] 茨木童子 : 「…だろうな、群れである以上仕方がない、が」

[メイン] 茨木童子 : 「今がその時か…はいざと成らなければわかるまい だから……」

[メイン] 北上 : 「…実を言うとねあたしも、今回の事件は見過ごせないや」

[メイン] 北上 : 「だって、死者を侮辱する行為だもの。蘇らせて操るなんていうのは…」

[メイン] 茨木童子 : 「…そうだろうな。挙句に手段は心を壊し身体を凌辱するとなれば、許し難いだろう」

[メイン] 北上 : かつて、己に乗り…死んでいった戦友たちを思い出す
死者にあげられる数少ないもの、名誉。それを侮辱する行為を己は許せない。

[メイン] 北上 : だが、今最も許せないのは…

[メイン] 北上 : Aceに向き直る

[メイン] 北上 : 「でも、自分の命を大切にしない人はもっと許せないんだ。あたしは。」

[メイン] Ace : 「………………」

[メイン] Ace : その視線を受け、目をそちらへと落とす。

[メイン] 北上 : かつての自分に搭載されていた"アレ"を思い出してしまうから

[メイン] 北上 : 「Aceさん。あたしもコイツらを見過ごせないから、あなたに協力する…いや、断っても協力します」

[メイン] 北上 : 「あなたが、その命を使い潰すところなんて見たくないから…」

[メイン] Ace : 「…………そうか」

[メイン] Ace : その言葉にAceは、まるで笑うかのように口角を上げたが。
それは一瞬のことで、すぐに閉じてしまい。

[メイン] Ace : 「断る気は、毛頭ない
 お前のような熱意あるやつは、言葉をかけるだけ無駄だ
 ……身近にいた奴で、そう学んでいるんでな」

[メイン] 北上 : 「ありがとうございます」
ペコリとお辞儀し

[メイン] 北上 : 「さて…あたしはAceさんとともに事件解決に挑むつもりだけど…イバラギンはどうしたい?」

[メイン] 茨木童子 : 「吾にとって、大事なのはお前達三人と共に過ごす事だ UGNの掟は尊重するが……」

[メイン] 北上 : 「おおう、嬉しいこと言ってくれるじゃない」

[メイン] 茨木童子 : 「後は言うまでもない、ブレイズを助けに行くとしよう」

[メイン] 北上 : 「了解!好きにやっちゃいなさい!
 これは支部長命令ってやつ」

[メイン] 北上 : ま、あの3人ならどうにかなる。
逃げ遅れた人の救助も、コイツらとの戦いも。

[メイン] 北上 : だから、あたしはあたしにしか出来ないことをやる。

[メイン] 北上 : 人の命が無駄に使われることがないようにするために。
大切な家族を、悲しませないために。

[メイン] 北上 :   

[メイン] 北上 :   

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : middle『Flame and Flame』 登場:任意 

[メイン] うずまき ナルト : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+2[2] > 50

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 48 → 50

[メイン] うずまき ナルト :

[メイン] GM : ナルトが駆け出した時────君はどこにブレイズがいるか、判断に迷う必要はなかった。

[メイン] GM : 村には所々火柱が経っており、その勢いの大きさを見れば彼女がどこにいるか、というのは一目瞭然であったからだ。

[メイン] GM : それを辿っていけば、やがて炎が立っていない場所までたどり着くことが出来るだろう。
────開けた広場の中心に。

[メイン] GM : ヴヴヴヴヴンッッ!!!と、高らかに鳴るチェンソーの音が。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────!!この音は……!!」

[メイン] うずまき ナルト : はぁッ!はぁッ!と息を上げながら、俊敏な動きで飛び上がりながら
聞き慣れたその音の下へと駆け出し─────。

[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃん!!!」
強く叫んだ。

[メイン] ブレイズ : 「……くううぅっッ……!!!」

[メイン] ブレイズ : ナルトが目をやれば、そこにはチェンソーを振りかざすブレイズの姿が。

[メイン] ブレイズ : 降ろした先には、虚ろに歪んだ体を持つ怪物。
ブレイズは、そんな敵に対して汗を流して苦戦を強いられていた。

[メイン] うずまき ナルト : ─────《軽功》。

[メイン] うずまき ナルト : 「うりゃあああッッ!!」

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの四方を囲む怪物達の内の一匹を、鋭い蹴りで吹き飛ばし。

[メイン] うずまき ナルト : そして、ブレイズの腕を強く掴んだ後、自分の方へと寄せ
四面楚歌の状況下から、まずは後ろへ退くように促す。

[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃん!!一人で突っ込んだらあぶねぇってばよ!!」

[メイン] ブレイズ : 「────へっ!?」

[メイン] ブレイズ : 「……ナルト、どうしてここにっ、うわわわっ!?」

[メイン] ブレイズ : ナルトをクッションに、引き寄せられた体がぼふんと埋もれつつも。

[メイン] うずまき ナルト : 「むごっ……!?」

[メイン] ブレイズ : ブレイズの体は極度の汗、血液を流していた。
人ならばまず出血多量で気絶しており、オーヴァードであっても危険域なレベルではあるだろう。

[メイン] うずまき ナルト : ………!!す、すっげぇ……熱ッ……!?
ここまで熱くなることなんて、今まで見たことがねぇってばよ……!?

[メイン] ブレイズ : 「……う、ッ」
そしてそのままぐらりと体が揺らぎ、クッションになったナルトの方へともつれかかる。
疲労によるものだろう。

[メイン] うずまき ナルト : ……炎の姉ちゃんは……こんなにも……戦ってきたんだな……!
ブレイズの体の中で、眉を顰めつつも。

[メイン] GM : また、怪物たちもナルトにより一時は怯んだものの、わらわらと群がってくる。
「愛を、愛を」と呻きながらゆっくりと二人の方に。

[メイン] うずまき ナルト : 「!! ま、まずはこっちだってばよ!!
 ……ッ……!愛……ど、どういうことだってばよ!クソッ……!!」

[メイン] うずまき ナルト : 怪物達の異形に慄く表情を作りながらも
ブレイズの肩と腰の下に手を入れ、そのまま抱えながら
びゅんッ、と飛び上がり、戦線から離脱を行なう。

[メイン] うずまき ナルト : ジュウウゥゥゥゥゥ……!!
まるで焼肉のように、ブレイズの肌にくっつけたナルトの手から
煙を立ち込めさせながら、焼かれる音が鳴る。

[メイン] うずまき ナルト : 「ぐッ………!!」
歯を食いしばり、ナルト自身も発汗しながらも、駆け出し……。

[メイン] ブレイズ : はぁ、はぁと過呼吸になりながらも。
熱を込める自分の体を背負うナルトに。

[メイン] ブレイズ : 「な、ルト……ッ、私の体はもっとずっと……熱いでしょ……?
 ……置いてって、いい、からッ……」

[メイン] うずまき ナルト : 「─────うるせェッ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃんを置いていけるわけがねェだろうが!!
 ………炎の姉ちゃんは、オレの……!!大事な、家族だから!!!」

[メイン] ブレイズ : 「────!!!」

[メイン] ブレイズ : 「……それは……。 ……ありがと……」

[メイン] うずまき ナルト : 「ぜってー離さねェ!!死んでも、離さねェッ!!」

[メイン] うずまき ナルト : ジュウウウッ……!!と、激しい焼かれる音を立てながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「………へへっ、生きてて、本当に良かったってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : そして、ブレイズの顔を見て、冷や汗を浮かべながらも
ニッ!と陽気に笑うのだった。

[メイン] ブレイズ : 焼けてもなお抱えられる体に、少し躊躇ったものの。
……信頼するように身を寄せて、ナルトに力を任せつつ。

[メイン] ブレイズ : 「……っ……!」

[メイン] うずまき ナルト : そして、怪物達のいない木陰へと身を隠し
冷えた場所に、ゆっくりとブレイズを寝かせながら
ナルトはその隣で、絶対に離れまいと、じっと見ていた。

[メイン] うずまき ナルト : 「………炎の姉ちゃんの師匠のおっちゃんから、聞いたってばよ
 ……無茶、しちまうのは………オレも……わかるってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……大事な存在がよ、あんな……ふざけた姿にさせられちまったら
 ……そりゃ……うぜぇよな……イラつくよな……」

[メイン] うずまき ナルト : もしも、ナルトにとっての大事な者達
─────ブレイズに、北上に、茨木童子が
死体となり、そしてその体を怪物に使われてしまったら、どう思うか。

[メイン] うずまき ナルト : ……我を失い、怒りに身を任せることだろう。

[メイン] うずまき ナルト : 眉を少し下げながら、悲しそうな顔をするのだった。

[メイン] ブレイズ : 「……会ったんだね、Aceに
 あはは、あの人ってば心配かけないためだかなんだか知らないけど、全然姿見せなかったんだよね
 ……隠れたって、わかるのにさ……」

[メイン] うずまき ナルト : こくりと、頷く。

[メイン] ブレイズ : ナルトの言葉に、小さく頷きながら。
口を閉じて瞳を閉じる。

[メイン] うずまき ナルト : 「………へへっ、なんだよりゃ
 本当に、似た者同士ってやつだな?」

[メイン] うずまき ナルト : へへへ、と笑いながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃんだって、オレ達に何も言わずに
 一人で行っちまいやがって………」

[メイン] うずまき ナルト : 「…………すげぇ……心配したんだってばよ」
─────ブレイズの、青い瞳を見て。

[メイン] ブレイズ : ナルトのおかげで窮地を脱したものの、疲労していた体は汗で熱されており。
ふう、ふう、と息を付きながらも。

[メイン] ブレイズ : 「……それ、は……っ……」

[メイン] うずまき ナルト : ナルトの瞳は、安堵の色が浮かびつつも。
─────年相応の、寂しさ、怖さ、そういった感情も宿っていた。

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは、これまで数多くの非日常を経験してきた。
それでも─────まだ情緒教育の面では、幼いに等しい。

[メイン] うずまき ナルト : まともな環境で育ってこなかったということもある。
孤立して暮らしてきたからこそ、だからこそ。
一度手にした温もりを離したくなく。

[メイン] うずまき ナルト : 「………なんで、言わなかったんだってばよ……?」

[メイン] ブレイズ : 「……………」

[メイン] ブレイズ : その真っ直ぐな瞳にまるで耐えられないように、視線を逸らしながらも。
不安そうな声にゆっくりと顔を上げる。

[メイン] ブレイズ : 「私の師匠……Ace
 彼は本部エージェントとして、そして私の親みたいなものとして、生前チルドレンだった私に接してくれた」

[メイン] ブレイズ : 「……だからこそ、いなくなった時のショックは大きかったよ
 最近は時間も経って……目を逸らしてたけどさ」

[メイン] ブレイズ : 「先の連絡で、Aceと似た人がいるって聞いた
 ……耐えられなかった、ごめんね」

[メイン] うずまき ナルト : 「……………」

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの手の上に、そっと……自分の手を置く。

[メイン] ブレイズ : ナルトに対して申し訳なさげに頭を下げる。

[メイン] うずまき ナルト : 少しでも、自分の熱を送ろうと。

[メイン] うずまき ナルト : 「……頭なんか、下げなくていいってばよ
 ちゃんと言ってくれただけでもオレ……嬉しいから」
ニッ、と笑いながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「……なぁ、炎の姉ちゃん、オレはさ……炎の姉ちゃん達のおかげで
 自分の居場所を作ることができたと思ってて
 でもさ……オレ、みんなのこと、まだ何も分かってねぇんだなって
 ……今更ながら、思ってさ……」

[メイン] うずまき ナルト : 「……炎の姉ちゃんのこと、もっと教えてほしいってばよ
 オレ、これでもさ、まだ炎の姉ちゃんを師匠として
 思ってるからさ、だからさ、色んなこと、知りたいんだってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : 強く、ブレイズの瞳を見て。

[メイン] ブレイズ : 「……フフ、私のことを知りたいなら高くつくよ?」

[メイン] ブレイズ : 冗談っぽく笑うも、瞳はしっかりとナルトの方へと見返して。

[メイン] うずまき ナルト : 「うぇっ!?じ、じゃあじゃあ……!
 き、給料から、前払いで……!!」

[メイン] うずまき ナルト : その冗談を真面目に受け取ってしまい、慌てながら。

[メイン] ブレイズ : 「アハハハ、うそうそ!私の過去なんて大したもんでもないからさ!」

[メイン] ブレイズ : ナルトのリアクションに、けらけらと楽しそうに笑う。
先ほどまで張り詰めていたブレイズの顔が、少しだけ解されて。

[メイン] ブレイズ : 「といっても、大したことじゃないよ
 私は生まれた時からUGNにいて、親の顔なんて見たことなかった
 UGNのプロファイルとか調査を行えばわかるだろうけど、どうでもよかった」

[メイン] うずまき ナルト : 「………………」

[メイン] ブレイズ : 「それは、私たちオーヴァードは化物だから
 そう思って、人のためにジャームや危険なオーヴァードたちを凍結に追いこんでいた。日常の盾、としてね」

[メイン] ブレイズ : 自虐のように笑みを浮かべたまま、どこか遠くを見つめたが。
その目はゆっくりとナルトへと戻っていき。

[メイン] ブレイズ : 「それを変えたのが、Aceだった。
 あの人は”お前らは生きてるんだから、そんな括りでまとめるな”
 ”そう考えるのは、ただ責任逃れに過ぎない”ってね」

[メイン] ブレイズ : 「ひどくない!? あの人、子どもにそんなこと言うんだよ!?」

[メイン] うずまき ナルト : 「………へへっ、でもそれ、めっちゃいい言葉だってばよ」

[メイン] ブレイズ : 少し身を乗り上げ、興奮しながら声をあげつつも。

[メイン] ブレイズ : 「……ふふ、うん」
ナルトの言葉に、笑みを浮かべる。

[メイン] うずまき ナルト : ─────自分の尊敬する師匠の、さらなる師匠に敬服の念を抱きながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「だってよ、その言葉があるから─────」

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの隣に座り、同じく天を見上げながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「今の炎の姉ちゃんがいて、そして……今のオレがいる……だろ?」

[メイン] ブレイズ : 「────ああ、だね」

[メイン] ブレイズ : ナルトに頷きながら、そう答える。
同じ空を見上げながら、過去を懐かしんでいるように。

[メイン] ブレイズ : 「どんな命でも命。それを尊重した上で守ったり、摘んだりする
 それこそが、責任なんだって語ってくれたんだ」

[メイン] うずまき ナルト : ………命を、尊重する……か。
ナルトは、己の握った拳を見ながら、そう心の中で呟き。

[メイン] ブレイズ : 「私はその考えに影響されたから、ずっとエージェントの責任を慮ってた。
 それにナルトにもそう話したからね」

[メイン] うずまき ナルト : ……本当に、その通りだってばよ。
命は……限られてる……何度も死にかけたこともあるし
それに、死にそうになった命も、見てきた……。
……簡単に、捨てられるもんなんかじゃ、ねぇってばよ。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────じゃあさ、炎の姉ちゃん」

[メイン] うずまき ナルト : 「命を尊重しなくちゃならねぇってのは、その通りだし
 ……おっちゃんの命を粗末にしている奴がいるのだって
 オレも同じように、許せねぇし……だけどさ」

[メイン] うずまき ナルト : 「もっと許せねぇことが、あるんだってばよ」

[メイン] うずまき ナルト : 今度はブレイズの方を、じっと見て。

[メイン] ブレイズ : 「……もっと許せない、こと?」

[メイン] うずまき ナルト : こくりと、頷き。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────帰りを待っている誰かがいるってのにッ」

[メイン] うずまき ナルト : 「もっともっと、色んなことが聞きたくて
 もっともっと、色んなことを一緒にしたくて!
 そう思ってる奴が、いるっていうのにッ!」

[メイン] うずまき ナルト : 「自分の命を尊重しねぇ奴が……!!
 オレは、オレは!!もっと、許せねぇってばよ!!」

[メイン] うずまき ナルト : ─────ブレイズの腕を力強く、握り締めながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「勝手に、死にに行くんじゃねェってばよ!!!」

[メイン] ブレイズ : 「────……!!!」

[メイン] うずまき ナルト : ナルトの目には─────怒りと、そして強い悲しみによって
涙が滲み出ていた。

[メイン] うずまき ナルト : 「そりゃ、オレはまだ未熟者だし……!」

[メイン] ブレイズ : その力強さに、思わず目を丸くさせる。
子ども……だからこそ。弱くも、力強い力で腕を掴み、離さない。

[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃんに比べれば、ガキンチョかもしんねェけど!」

[メイン] うずまき ナルト : 「でも─────オレだって!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃんの力になりてぇんだってばよッッ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「たくさんのことを教えてもらってばっかで!
 それでいてオレは、何も返せてねぇだなんて……!
 そんなのは、ぜってー嫌だってばよ!!!」

[メイン] ブレイズ : 「……………!!!」

[メイン] ブレイズ : その顔に、ブレイズは……ぐっと、胸の奥が熱くなるのを感じる。

[メイン] ブレイズ : 仲間、家族、そう言っていたナルトの熱意は、本物だった。
だからこそ……ブレイズは、その目に点る炎が嘘だとは思わなかった。

[メイン] ブレイズ : しかし、だからこそ。

[メイン] ブレイズ : 「……気持ちは嬉しいよ
 でも……これは、私がやらないといけないから……!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「うるせェッッ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 強く叫び、そして。

[メイン] うずまき ナルト : 「炎の姉ちゃんばっかり背負う必要なんかねぇってばよ!!!
 もっとオレに、オレ達に……!!!
 ……頼って、ほしいってばよ………!!……なぁ……!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「……それとも、オレじゃ……力不足、か……?」
不安そうな瞳を、ブレイズに向けながら。

[メイン] ブレイズ : ナルトの目に、グッ、と顔が曲がり。

[メイン] ブレイズ : 「────Aceをまた、死なせることだとしても?」

[メイン] うずまき ナルト : 「……っ………」
その言葉に、ナルトは苦虫を嚙み潰したような顔になりながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「……それを、炎の姉ちゃん一人で背負う必要が、ねぇんだってばよ……!
 ……おっちゃんは、本当に……すげぇ、立派だったし
 オレの目指す先が、果てしねぇことも……分かったし
 ……だからこそ、死なせたくないっていうのが、オレの本音……だけど……」

[メイン] うずまき ナルト : 「……苦しさを分かち合わないだなんて
 それってよ……仲間か……?家族か?
 どうなんだってばよ……!炎の姉ちゃん!!」

[メイン] ブレイズ : 彼らの正体は掴めない。レネゲイドでもなく、死体を宿主にしている程度だけ。
意識こそない。……Aceに至っては、意識がない方がよりよかったのかもしれない。人形の糸を切るだけでよかったのだから。

[メイン] ブレイズ : 「知らないよッ!!!!」

[メイン] ブレイズ : 大声で、叫ぶ。

[メイン] うずまき ナルト : 「…………ッ!」

[メイン] ブレイズ : 「仲間だとか、家族だとか、そんなの……
 そんなのがいなかった私に、わかるわけがないじゃない!!!!」

[メイン] ブレイズ : 「所詮は真似事でしかない!!
 私を形作るのは、エージェントとしての責任なの!
 だから…………ッ」

[メイン] ブレイズ : 叫ぶたびに、貼り詰めるようなブレイズの声は段々と弱くなる。

[メイン] ブレイズ : ブレイズは誰とでも仲が良く、すぐに親密であろうとする印象を受ける。
それは彼女が持つ、おおらかで大雑把、そして何も受け入れるような性格からだ。

[メイン] うずまき ナルト : その悲痛な叫びは、ナルトの心に深く突き刺さった。
……今までの、陽気で何事に対しても屈しない自分の師匠の姿はそこにはなく。
あるのは─────怯えている少女であった。

[メイン] うずまき ナルト : 「………じゃあ……オレと、一緒だってばよ」

[メイン] ブレイズ : しかしそれは、自己と他者のラインを明確に引いているだけ。
どこまで言っても他人は他人でしかない、という考えを持ってしまっている。

[メイン] うずまき ナルト : 「オレだって……最近、仲間とか、家族とか、できたばっかりで
 "正解"なんて……さっぱりわかんねぇってばよ」

[メイン] ブレイズ : 熱のように熱したブレイズの体には、冷え切ってしまった心があった。

[メイン] ブレイズ : 「…………え?」

[メイン] うずまき ナルト : 「だけど─────これだけは、言える
 ………この手を離したくないっていう感情」

[メイン] ブレイズ : 叫んでしまった事の自己嫌悪で、顔を伏せるも。
その言葉にゆっくりと顔を上げる。

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの腕を、さらに強く握る。
─────ナルトの奥に眠る炎の熱を送り
そして、ブレイズの炎をさらに燃やそうと。

[メイン] うずまき ナルト : 「これだけは、ぜってーに、本物だって言えるッ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「……もしかしたら、迷惑にしか思われねぇかもしれねぇってばよ
 でも、それでもオレは─────諦めねぇ」

[メイン] うずまき ナルト : 「………この事件は、炎の姉ちゃんだけが背負うもんじゃねぇ
 オレにも、背負わせろ!!!
 ……重い荷物を背負った人がいたら、手を差し伸べるッ!当然だろ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「オレは─────炎の姉ちゃんの!!一番弟子だッッ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「オレを、信じろってばよ!!!」

[メイン] ブレイズ : 「────────」

[メイン] ブレイズ : ────これが、家族。

[メイン] ブレイズ : ────これが、仲間。

[メイン] ブレイズ : ブレイズが生きるために焚いた炎は、逆にブレイズの体まで燃やそうとしていた。
責任、という炎がブレイズを焼死させるまで、ずっと。

[メイン] ブレイズ : だが、その炎が体に付くのを厭わずに、引き揚げてくれた。
それが────

[メイン] ブレイズ : 「……っ……!!!」

[メイン] ブレイズ : 震える両手で、ブレイズの腕を掴む手をぎゅっと握り締める。

[メイン] ブレイズ : 「………………ナルト…………」

[メイン] ブレイズ : 「……一緒に、背負って……っ……」

[メイン] ブレイズ : か細く、声をナルトへと零す。

[メイン] うずまき ナルト : その言葉に─────強く頷いて、ニッ!と笑い。

[メイン] うずまき ナルト : 「ああ!!」

[メイン] うずまき ナルト : ブレイズの体を強く引き揚げ、そして……互いに立ち上がりながら
ナルトは、真っ直ぐとブレイズの瞳を見つめ続けた。

[メイン] うずまき ナルト : 「………行こう!炎の姉ちゃん!!」

[メイン] ブレイズ : 「…………うん……!」

[メイン] ブレイズ : ナルトに引っ張られるように、弱くも、立ち上がる。

[メイン] ブレイズ : まだ完全に立ち直っているわけじゃない。
……でも、ナルトが引っ張ってくれるお陰で、前を向ける。

[メイン] うずまき ナルト : 一人で出来ないことも、きっと二人なら、三人なら、四人なら!
成し遂げることだって、できるッ!

[メイン] うずまき ナルト : くべた炎は、想いは、天へと昇るッ!

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] 茨木童子 : 『奥へと降る』登場:自由

[メイン] 茨木童子 : 62+1d10 登場/リザレクト (62+1D10) > 62+7[7] > 69

[メイン] system : [ 茨木童子 ] 侵蝕率 : 62 → 69

[メイン] 北上 : 53+1d10 登場/リザレクト (53+1D10) > 53+4[4] > 57

[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 53 → 57

[メイン] 茨木童子 :  

[メイン] 茨木童子 : 守備に充分な戦力が揃ったと判断した童子は、攻勢に転ずるための起結を求めていた

[メイン] 茨木童子 : 言うなれば事件の元凶
“黒幕”を探す為生存者の噂を集め、村の探索を開始した

[メイン] 茨木童子 : …踏み出して見れば
やはり、一見普通の村なのだが

[メイン] 茨木童子 : 「空気が澱んでいる様に思うな…あの家に怪物が棲みついているとすれば…」

[メイン] 茨木童子 : 脳裏に蒟蒻の様に捻れる怪異を描くと
童子は呟いた

[メイン] 北上 : 「一体どこまで例の怪物が進行してるんだろうね…?」

[メイン] 茨木童子 : 「…あの様子だからな、大人しく地の上を歩くか疑わしい部分もある」

[メイン] 茨木童子 : それこそ腕が捻れ
武器室で見かけた”どりる“とやらになってもおかしくは無い

[メイン] 茨木童子 : 「……もしそうだった場合、やはり受け身ではいずれ押し切られるだろうな」

[メイン] 北上 : 「確かに…今までの戦い方がどこまで通用するかも怪しい…」

[メイン] 北上 : 現状、スライム状の"何か"が本体ということしかわかっていないのだ
その状態では迂闊に動くことも難しい

[メイン] 北上 : 「そもそも、どうやったら倒せるんだろうね…?」

[メイン] 茨木童子 : 「一体残らず依代を破壊する…いや、無理があるか」

[メイン] 茨木童子 : 先ほども言った通り、相手は肉体を持たぬ流体
そんな事をしている内に水道などから逃げられてしまうだろう…

[メイン] 茨木童子 : 「…やはり、敵の急所を探り当てる他無い。奴らがここを餌場にしている内にな」

[メイン] 北上 : 「そうだね。まずは実地調査と…あとは聞き込み、かな」

[メイン] 北上 : スライム状の何かのことを現状最も詳しいのは、それに蘇生させられたAceだろう

[メイン] 北上 : 彼は戦闘のスペシャリストでもある。このような未知に対処できるほどの、だ。
ならば、彼の意見を求めるべきであろう。

[メイン] 北上 : ただし、無理をさせない程度に

[メイン] 北上 : 「というわけで~、Aceさんと一緒に調査…なんてのはどうかな?」

[メイン] 茨木童子 : 「……ふむ、そうだな」

[メイン] 茨木童子 : 「ブレイズとナルトには暫し無理をさせるが……あの二人なら、問題あるまい」

[メイン] 北上 : 「そそ、無茶は…しかねないけど。でもま、戦力的にはどうにかなるでしょう。2人とも強いからね~」

[メイン] 茨木童子 : 「方針が決まったのだ、急ぐとしよう」

[メイン] 茨木童子 : あの怪物達がいつ現れるか、わかったものではないからな…

[メイン] 北上 : 「それじゃ、作戦開始だね~」

[メイン] 北上 : 周囲の警戒を怠らず。まずはAceと共に敵の調査を行うべく、動き出す。

[メイン] : 「なぁに?どこに急ぐの?」

[メイン] GM : 二人の間に、女が”いた”。

[メイン] GM : その女は至極自然に、まるで友人同士のように軽い感覚で声をかける。

[メイン] 北上 : 「……!?」

[メイン] : にこりとはにかんで、北上と茨木に手を振る。

[メイン] : 「えっと、挨拶ってこれでいいんだよね?
 こ、ん、に、ち、は! は、じ、め、ま、し、て、だっけ?」

[メイン] 茨木童子 : 冷や汗をかきながら耳を澄ます

[メイン] 北上 : 「……合ってるよ。それがあたしたち流の挨拶だね」

[メイン] 北上 : いつの間にか"いた"少女に、思考が追い付かない。
何者…いや、まともな人間か…?

[メイン] : 「わぁ、よかった!せっかく家族になれるかもしれないんだもの!
 仲良くお話できればそれが一番、だよね!」

[メイン] 北上 : 冷や汗を流しつつ、ともかく相手の出方を見るしかない
この間合いに自然に入られた以上、こちらから撃って出てどうにかなるとは思えない

[メイン] : 「あなた達、私たち家族に興味があるんでしょ?」

[メイン] : そんな二人の反応にも関わらず、声を大きく話していく。

[メイン] 北上 : 「……家族、に…?」

[メイン] 茨木童子 : 「…怪しげな言い方をするのだな」

[メイン] : 「あ、えーっと、えっと~!」

[メイン] : 「ほら、さっきあなたに貫かれちゃったあの子とか!」

[メイン] : と、女は指を向ける────それは、茨木が先ほど突き刺した、亡骸。
そして────その亡骸に入っていた、スライム状の怪物のこと、だろう。

[メイン] 茨木童子 : 「ッ…!」

[メイン] 茨木童子 : 「やはり、あの怪物共の仲間か…!!」

[メイン] : う~ん、と唸るような声を上げて。

[メイン] : 「仲間?っていうものじゃなくて、家族だよ!」

[メイン] 茨木童子 : 「家族…? 先程から訳のわからぬ事ばかり…!」

[メイン] : 「私たちはね、みーーーんな、家族なの!
 私たちは故郷でみんなと家族になれたの!でも……家族がみんなで住むには、故郷が小さかったから……」

[メイン] : 「ここにお邪魔してさせてもらっちゃったの!」

[メイン] : と、平然と辻褄が合わないことを呟く。

[メイン] 北上 : 「それは、どういう…?」
呆気に取られ、ただ呟く

[メイン] : 女にとっては、辻褄が合って理論がある言葉なのだろう。
だが、常識が違うような言葉に、妄言にしか聞こえない。

[メイン] GM : そう、呟いたその時だった。

[メイン] Ace : 「お前、その二人から離れな」

[メイン] Ace : ハンマーを掲げ、威嚇するように女に向ける。
武装した男は敵に向けて、ゆっくりと目を向けて。

[メイン] 茨木童子 : 「!」

[メイン] 茨木童子 : 声に反応する様に大きく後ろへ飛び
少女からは距離を取る

[メイン] Ace : 「フン、死人に口なしとは言うが、ここまで喋る死体は初めてだろうな
 だが言っていることは正しい。」

[メイン] Ace : 「人の手の入っていない、未踏の地
 そこにこいつらは生息している。レネゲイドとは全く関係のない、怪物だ」

[メイン] 北上 : 「レネゲイドの関わらない…怪物!?
 そんなものが、本当に…」

[メイン] Ace : 北上の言葉に頷き。

[メイン] 茨木童子 : 「今の世に、そのような生き方が出来るとは…妬むべきか恐るるべきか…」

[メイン] Ace : 「認めたくはないが……ありえなくはないさ、レネゲイドなんてものがあるんだからな」

[メイン] GM : レネゲイドの正体は、中東の某国で発見された発掘物に含まれるウィルスだと言われている。それが人や物に付着し、覚醒することでオーヴァードになる────。では、全ての異常現象はレネゲイドに帰結するか?

[メイン] GM : それは、わからない。
レネゲイドは未知数。超能力をレネゲイドというものでラベリングしているだけで、本当は全く違う力のものがあるかもしれない。

[メイン] GM : 魔法、魔術、呪い、文明、技術、怪物、鬼。

[メイン] GM : それらが、レネゲイドと証明できると言えるのか?

[メイン] Ace : 「俺も現役時代なら、アンタと同じ反応をしただろうよ
 だが生憎、俺はあいつらと同じ穴の貉なんでな」

[メイン] Ace : フッ、と自虐気味に笑いながらも。

[メイン] Ace : 「こいつらは、それぞれを個で見ていない
 全員が全員”家族”という括りであり、個を全にしようと動いてくる」

[メイン] Ace : 「俺のように、人の中に住み着いてな」

[メイン] 茨木童子 : 「増殖への本能に人らしい言葉を被せたというわけか……」

[メイン] : 女はAceの説明に、にこにこと笑ったまま。

[メイン] 茨木童子 : 話が通らぬのも道理よな…
異種族である事以前に価値観が違いすぎる…

[メイン] 北上 : 「それで、こんなに不気味に感じたんだ…」

[メイン] : 「え?だってその方が幸せでしょ?」

[メイン] : 「ヒトリヒトリとか、コジンとか、セキニンとか!」

[メイン] : 「そんなもの、必要ないもの!」

[メイン] : 「だってそれがない私たちはここにいるでしょ?
 みんな私で、みんなあなたなの!
 辛いことはみんなで頑張ればいいの!」

[メイン] : 「それを教えてあげたくて、ここに来たのあるんだ!
 あなた達に合わせて、ヒトとして、ね!」

[メイン] 北上 : 「…それご丁寧に、どーも。
 でもあたしは、キミと家族にはなりたくないかな」

[メイン] 茨木童子 : 「……お前と家族になったとして、それは死ぬのと何が違うか 吾には理解できん」

[メイン] 茨木童子 : 「一昔前ならくれてやった命だが、今はならん。個として拒否させてもらう」

[メイン] : 「えっ?どうして?」

[メイン] : 二人の答えに、不思議そうに女は首を傾げる。

[メイン] 茨木童子 : …とことん通じ合えんな、コレは

[メイン] 北上 : 「そうだね~…
 人はみんな違うから面白いものなんだとあたしは思ってるんだ」

[メイン] 北上 : 「個性があるから、人間ってのは大きなことを成し遂げられるのさー
 得意なことを協力し合うことで、大きな鉄の塊を水に浮かべて動かせる。それが面白いところ」

[メイン] 北上 : 「……でも、キミにそれが理解できるかな?」

[メイン] : う~ん、と言葉を汲み、頭をひねらせる。

[メイン] : 「ごめんね!考えてみたけど、わかんない!
 みんな同じなら、得意なことだって共有し合えるって思っちゃって!」

[メイン] : ぺこりと頭を下げながらも。

[メイン] : 「それじゃあ~……あなたもそんな感じ?」
茨木へと体を向ける。

[メイン] : 「もし、あなたと大切な人が”いっしょ”だったら……
 辛いことも苦しいことも、乗り越えられたんじゃ、って思わない?」

[メイン] 茨木童子 : 「一体となればその辛苦を感じる心が先に消え 共にある意味もまた失う」

[メイン] 茨木童子 : 恐ろしい事だ、再び”失う“のは
二度と手放さぬ術があるなら、惹かれぬ思いが無いと言えば嘘になる……

[メイン] 茨木童子 : だが

[メイン] 茨木童子 : 「失う事を恐れる心を無くし、奪われようが何も思わぬ ナニカに成り果てるくらいなら…」

[メイン] 茨木童子 : 「…地獄には、一人で赴く。 その中でなお愛しいと思う心が絶えないのならな」

[メイン] 茨木童子 : 声には震えが混じり、瞳には怯えの入りが濃く映る。

[メイン] 茨木童子 : それでなお、頬を吊り上げるは鬼の誇りか
友への見栄か……童子にさえ区別は付かぬままだった

[メイン] : 「…………ふぅん?」

[メイン] : これもまた、茨木の言葉に考えるように顎に手を付けるが。

[メイン] : わからない、といったように頭をまた下げる。

[メイン] Ace : それを見ていたAceは、にやりと口角を上げると。

[メイン] Ace : 「……いい言葉だな」

[メイン] Ace : 「だから俺たちの答えは、引けない、ってわけだ
 人の意地の熱さがお前らにわかるかどうかは知らないがな」

[メイン] : 三人の言葉を聞いた後、残念そうに眉を曲げた女は。

[メイン] : 「それならしょうがない!」

[メイン] : 「家族になってみたら、きっとあなた達も分かると思うから!」

[メイン] : にこっと、笑顔を向けてそう言って。

[メイン] 茨木童子 : 「…ッ!」

[メイン] 茨木童子 : 「強硬策かッ…!」

[メイン] 北上 : 「そう来るか…!」

[メイン] : 女が来ていたパーカーの中が、ゆらりと蠢く。
まるでそれは人の中に、何かが生まれるよう蠢きで。

[メイン] : ぶくぶくと肥大化しながら、君達へと笑いながら。

[メイン] :  

[メイン] :  

[メイン] :  

[メイン] :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] : 女が、腕を振り上げる。

[メイン] : その動きは緩やかで遅く、まるで人が人に挨拶を交わすような動きだった。

[メイン] : だが────次に女が振り上げた腕は、人の腕ではなかった。

[メイン] : 女の体の大きさほどある巨大な腕が、君達を押しつぶそうと振り下ろされる。
物量法則を完全に無視した動きがそこで行われた。

[メイン] 茨木童子 : 「──来るぞッ!」

[メイン] 北上 : 「でかい……!」

[メイン] Ace : 「……チッ!」

[メイン] 北上 : 横に跳ね跳んで回避を試みる
近距離ではこの質量差は不利……!

[メイン] 茨木童子 : 骨の大太刀を作りながら、さらに後方へと距離を取る

[メイン] 茨木童子 : 「あの量が相手では、切っても潰される…相性が悪いぞ…!!」

[メイン] : 回避すらも読んでいたかのように、膨れ上がった腕を振り、また下ろす。

[メイン] : いや、読んでいるのではない。

[メイン] : その腕はあまりにも巨大だった。
ただ動かすだけでも、その質量以下の人には、避けるために動かなくてはならない。

[メイン] : 人は蚊を潰すときにわざわざ人差し指で潰すだろうか?

[メイン] : 否。その大きな掌で大まかな狙いをつけ、押しつぶすだけだ。

[メイン] : それと同じことを、女は行っていた。

[メイン] : 北上と茨木────それに、女の両腕が襲い掛からんとする。

[メイン] 茨木童子 : 「チッ…!! 巨人より厄介だぞ、コレは…!!!」

[メイン] 茨木童子 : 時に刀を地に擦り勢いを調整し
大きく飛び、腕から逃れ…と何度も繰り返すが…

[メイン] 北上 : その姿形は可変故、見た目から攻撃が測れない。
出来るのは全力での離脱を繰り返すことだけ

[メイン] 北上 : しかしその都度、避けきれない、読みきれないものがあるもので

[メイン] 茨木童子 : 無造作に放たれる巨腕が、接近を許さず
幼児に追い立てられる蜥蜴の様に、逃げ回っている

[メイン] 北上 : 「くっ…このままじゃジリ貧だ…!」

[メイン] Ace : その二人の前に────ガキィン、と音が鳴る。

[メイン] Ace : 盾を軽々と振り回して、二人の前に立ちふさがる。

[メイン] Ace : 「お前ら一度退け!その隙に仲間を呼んで来い!
 なに、数分なら持つだろう!」

[メイン] Ace : 二人に対してにやりと笑うも、その額には汗が流れている。
本部エージェントといえども、その体は捨て駒にしかならないことを意味しており。

[メイン] 北上 : 確かにそれが最も合理的な判断かもしれないが…
1人を捨て駒にして逃げるというのは、最も気にくわない判断で

[メイン] 北上 : 「……無茶はさせないって言ったばかりでしょ!」

[メイン] 北上 : そう叫んで主砲を真上に向けると
バシュッという音と共に一発の信号弾が撃ち上がる

[メイン] 茨木童子 : 「花火……いや、知らせか!」

[メイン] 北上 : 「あいつらならこれで来るよ」
ニヤリとした笑みが赤い閃光に照らされる

[メイン] 茨木童子 : 岩礫を剣で弾きながら
空を染める閃光を横目で見つめる

[メイン] Ace : 「なッ────」

[メイン] Ace : 北上の行動に、目を見張りながらも。

[メイン] Ace : 「……そうか、俺一人で逝こうとしたことを詫びよう!
 ブレイズの奴はいい仲間を持ったな!」

[メイン] 北上 : 「そう簡単に逝かれたら困るもんね!」

[メイン] 茨木童子 : 「まだ、安心はできぬがな…二人が来るまでは守りに入るしかないぞ…!」

[メイン] 北上 : そのまま砲塔群を敵へと向け、牽制射撃を行う
広範囲に弾を散らせば、流石に敵も動きにくくはなるだろう

[メイン] 北上 : 逆に言えば、相手の質量とそれに見合わない速度の前には、
自分の火力ではこれが精一杯だということになるが

[メイン] 茨木童子 : 守勢に入る事を決めてからも
茨木童子の動きは大して変わらない、強いて言えば…

[メイン] 茨木童子 : 「腕を飛ばす…には、まだ早い。ひとまずは礫を見舞ってやろう…!!」

[メイン] 茨木童子 : 蹴り砕いだ石を手で掴み
気を逸らす為に投げつけていく程度だろう

[メイン] : そんな三人の攻防に対しても、平然と女は腕を振るう────。
しかし、とはいえその妨害は影響を及ぼしている。

[メイン] : 腕を振るうにも、振るう先に邪魔な石や物があり、ぶつかり砕けていく。
命中しないことに不満げに腕を振るいながらも。

[メイン] : しかし────

[メイン] : つま先でボールをはじく様に。

[メイン] : 女の指の先にいた、Aceに腕が当たり。

[メイン] : 勢いよく力のままに吹き飛ばされていく。

[メイン] 北上 : 「……ッ! Aceさん!」

[メイン] Ace : 「ぐゥウうううぅうッ……!!!!」

[メイン] Ace : 「俺のことは……ッ、気にするなッ!!!」

[メイン] 茨木童子 : 「くっ……! そろそろ退かねばならぬか…!」

[メイン] Ace : ゴポッ、とスライムのような液体を吐き出す。
血の代わりのようで、それはおぞましい何かだった。

[メイン] 茨木童子 : 「…くっ このままでは…!」

[メイン] 北上 : 「まずいッ…」

[メイン] 北上 : 妨害の手が減ったことにより、均衡は一気に崩れる

[メイン] 北上 : このままでは、あたしたちも……!

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : 50+1d10 登場/リザレクト (50+1D10) > 50+9[9] > 59

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 50 → 59

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : 「─────オレ!!参上だってばよッ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 混沌極める戦場の中、一つの影が宙から飛び現れるや否や
無尽蔵に振るわれる女の腕に、少年が一閃とも言えるべき拳を突き出しッ!

[メイン] うずまき ナルト : 風の如く切り払い、やがて烈火の如く、怒涛の追撃を浴びせんと
身を翻すと、鋭い蹴りによって、女との距離を大きく離す。

[メイン] 茨木童子 : 「来たか!」

[メイン] 北上 : 「ナルト……!」

[メイン] うずまき ナルト : 「へへへっ!イバラギン!戦艦の姉ちゃん!
 悪ィ!遅れちまったってばよッ!
 ─────それに、オレだけじゃねぇ……!!」

[メイン] うずまき ナルト : 二人に、ニッ!と笑いながらも。
ナルトは、その顔に冷や汗を浮かべる。

[メイン] うずまき ナルト : チッ……!!まるで、手応えが無ェってばよ……!!

[メイン] うずまき ナルト : どんなに速く殴ってもッ……!ぐにゃりって体が曲がって!
与えたはずの衝撃が、無くなっていっちまっている……!

[メイン] : その通り、ナルトの攻撃はぴくりと反応を曲げたが。
しかし、ナルトの体を捕えようとぐにゃりと曲がり、捕まえようとする。

[メイン] 茨木童子 : 「……やはり、高速で切り崩すしか無いか… ブレイ──なっ!?」

[メイン] : あと数センチ、その体に触れようとするが────。

[メイン] ブレイズ : 「イバラギンちゃん、呼んだ?」

[メイン] 茨木童子 : 「──!」

[メイン] ブレイズ : ヒュウ、と口笛を吹き。
村の中にチェンソーの音が響き渡る。

[メイン] ブレイズ : ぎゃりぎゃり、迫る腕をチェンソーで引き裂こうとする。
簡単に削れていくものの、切られたすぐそばから再生していく。

[メイン] ブレイズ : 「……やっぱきついね、これ……
 心配させてごめんね、二人とも!……残照支部エージェントブレイズ!只今帰還したよ!」

[メイン] 北上 : 「……まったく心配かけさせて~」

[メイン] 茨木童子 : 仲間達の無事を確認し、安心したのか息を洩らし

[メイン] 茨木童子 : 「これで、やっと勢揃いか。随分と遅れてしまったな」

[メイン] うずまき ナルト : 「色々とあったんだよ!なっ!炎の姉ちゃん!」

[メイン] ブレイズ : 「あはは、ナルトのお陰様で、ね!
 ……だけどその分、二人には頑張ってもらっちゃったみたいだね?」

[メイン] ブレイズ : 茨木、北上の傷を見て。申し訳なさげに、目を伏せながらも。

[メイン] 北上 : 「なんにせよ、全員揃えば行けるかもね」

[メイン] 北上 : 改めて、砲塔を構え直し

[メイン] 茨木童子 : 「あの質量だが、五人がかり……連携さえ欠かさねば、本体を討てる筈」

[メイン] うずまき ナルト : 「ああ!!
 ─────それでいいよな!!おっちゃん!!」

[メイン] うずまき ナルト : ナルトもまた、低く身構え、直ぐにでも疾走が発動できるように準備を整えながら。

[メイン] Ace : 「フッ……」

[メイン] Ace : 盾を構え直し、ガァンと音を立てれば。

[メイン] Ace : 「誰に物言ってんだ、坊主!
 それに一人で死ぬ気もないが、守られっぱなしだからな」

[メイン] Ace : 口角を上げ、北上に目を向けつつも、盾にならんと前に出ながら。

[メイン] ”家族” : 対するは、ピンク色の怪物。
膨れ上がった体はいつの間にか女の体を突き破り、君達へと対峙している。

[メイン] ”家族” : あれは、君達と全く違う生物だ。
君達は日常を守るために、奴らを止めなければならない。

[メイン] ”家族” : そして、飲み込むように、覆いかぶさるように、君達へと触腕を伸ばす。

[メイン] ”家族” : いるべきではない。いてはならない。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : climax「responsibility,liability,duty」登場:任意

[メイン] うずまき ナルト : 59+1d10 登場/リザレクト (59+1D10) > 59+5[5] > 64

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 59 → 64

[メイン] 北上 : 57+1d10 登場/リザレクト (57+1D10) > 57+3[3] > 60

[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 57 → 60

[メイン] 茨木童子 : 69+1d10 登場/リザレクト (69+1D10) > 69+10[10] > 79

[メイン] system : [ 茨木童子 ] 侵蝕率 : 69 → 79

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 戦闘開始

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 怪物は雄叫びのような、濁った泥のような音を上げる。

[メイン] ”家族” : 家族と言ったそれは、ごぽごぽと音を立てて襲い掛かる。
人や家屋のサイズを越えて、どんどんと巨大化していく。

[メイン] ”家族” : まるでその姿は、戦艦のような大きさにも膨れ上がっているかもしれない。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────ッ……!!あんな小さな体にッ……!
 こんな、でっけぇのを隠し持ってたって言うのかよ……!?」

[メイン] うずまき ナルト : じりりと肌に伝わる、焼けるような緊迫感。

[メイン] 茨木童子 : 「…あのサイズだけで既に厄介だが。問題は、どの様にして削り切るかだ」

[メイン] うずまき ナルト : 「ああ……!!戦艦の姉ちゃん!!どう動けばいいってばよ!!」

[メイン] 茨木童子 : バラバラに攻撃しては押しつぶされ
動きを封じられてしまうだろう……ならば、反撃の暇を与えぬ一斉攻撃が望ましい

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは自分達の長である北上に指示を仰いだ。
戦闘経験で言えば、未熟も未熟であることは、ナルト自身が分かっていることで。

[メイン] うずまき ナルト : 打撃がまともな有効打として機能しない今……一体どうすればいいか。
自分で考えても埒が明かないのなら、戦闘経験を豊富に持つ
頼れる支部長に、甘えればいいと、そう判断したようで。

[メイン] 北上 : 「全員で攻めるよ。バラバラに攻撃してもすぐ回復されちゃうからね」
真剣な目でその液体を見つめ

[メイン] うずまき ナルト : 「……!!……へへっ!分かったってばよ!!」
その指示は、単純明快ながらも、ナルトにとって把握もしやすく。
ニッ!と笑いながらも、眉に力を込め、その物体に睨みを利かすのだった。

[メイン] うずまき ナルト : 確かに……中途半端な攻撃じゃ、アイツは直ぐに再生しちまう……!!

[メイン] うずまき ナルト : "一瞬"で決めねェと………か!

[メイン] 茨木童子 : 小さな体にはち切れんばかりの剛力を秘め
童子の瞳が鋭く光る

[メイン] ブレイズ : 「オッケー!つまりは、死ぬ気で頑張れって事ね!」

[メイン] 北上 : 「そういうこと~!倒しきれなきゃあたしたちの敗けだよ~」

[メイン] 茨木童子 : 「破壊こそが鬼の本分 ならば、いまぞ活かさずどうするか…!」

[メイン] うずまき ナルト : ─────ナルトは目を閉じ、そして……レネゲイドの奔流を巻き起こす。
体内に渦巻く、無限大の力、己を乗っ取ろうとする何かを抑えながら。
自分が自分であることを証明する、"繋がり"をしっかりと胸に刻みつつ。

[メイン] ブレイズ : ……ふふ、仲間……!指示する支部長がいて、熱血な弟子がいて、頼れる鬼がいる……!
……これが、一人でもない、みんなとの力……!!

[メイン] うずまき ナルト : 64+8d10 ジェネシフト (64+8D10) > 64+40[3,5,7,6,7,1,4,7] > 104

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 64 → 104

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率B : 0 → 3

[メイン] 茨木童子 : 「ククッ……カハハハハハ!!」

[メイン] 茨木童子 : 79+6d10 ジェネシフト (79+6D10) > 79+52[9,10,9,9,9,6] > 131

[メイン] うずまき ナルト : 「─────ああッ!!ぜってェに倒れてたまるかッッ!!!」

[メイン] system : [ 茨木童子 ] 侵蝕率 : 79 → 131

[メイン] うずまき ナルト : 少年の眼は、紅蓮と化す。
獰猛な獣の瞳孔が開き、そしてその体外には赤い気が放たれ。

[メイン] 北上 : 「最大出力で行くよ~!」

[メイン] 茨木童子 : 全身の血液を、まるで溶ける熱と入れ替えたように心身が沸騰する

[メイン] うずまき ナルト : 風が、小さな少年を中心に渦巻く。

[メイン] 茨木童子 : 心の奥底から狂い猛る本能が
全てを砕けと嘶き嗤う

[メイン] 北上 : レネゲイド
"機関"の出力を上げ、全砲塔をターゲットに向けて

[メイン] 北上 : 60+8d10 ジェネシフト (60+8D10) > 60+34[3,9,2,5,6,3,2,4] > 94

[メイン] 茨木童子 : 滑稽なほど本能を剥き出しにした顔は
童女のそれでなく……

[メイン] 茨木童子 : 紛れもなく、鬼畜外道の如く
破壊の愉悦に歪んでいた

[メイン] system : [ 北上 ] 侵蝕率 : 60 → 94

[メイン] Ace : 「リーダー、コイツは借りるぞ!」

[メイン] Ace : 返事は問わない。北上にそれだけ伝え、ブレイズを下げる。
ドルンドルンと、引き裂かんばかりの力を込める彼女を下がらせながら。

[メイン] 茨木童子 : 「さあ!!さあ!! 生存競争とやらに乗ってやろうではないか……皆よ!!」

[メイン] 北上 : 「いいよ~!まずはあたしたちからだ!」

[メイン] うずまき ナルト : ああッ!!と、茨木童子と北上に頷くと。

[メイン] 茨木童子 : 両腕に大太刀を構え、それを枝のように軽快に振り回せば“轟”という 音と共に風が吹き荒れた

[メイン] うずまき ナルト : 指同士を十字に合わせ、独自の集中法を取り始める。

[メイン] うずまき ナルト : そして、肩を並べる北上、茨木童子の動きに合わせんとするように
赤く染まった瞳を、時折向けながら。

[メイン] 北上 : 砲弾装填、完了。
全ての射線を一点に集中させる

[メイン] 北上 : 「…………発射!」

[メイン] 北上 : 掛け声と共に、各砲塔から轟音が響き渡る。
ブラックドックの発電能力で加速した砲弾が飛び出る。

[メイン] 茨木童子 : 同時に、打ち上げるように拳を上に向け…

[メイン] 茨木童子 : 「さて、些か無理をするか…! ナルト!上に行くぞ!!」

[メイン] うずまき ナルト : ─────"疾風"。

[メイン] うずまき ナルト : 「どんな無茶だって飲んでやるってばよ!イバラギン!!
 二人をオレは信じてるからな!!」

[メイン] うずまき ナルト : 茨木童子の上空へ飛び上がると……。

[メイン] 茨木童子 : 《ロケットアーム》
腕を宙へ飛ばすという、レネゲイドによる荒技……コレを活かすなら!!

[メイン] 茨木童子 : 勢いよく射出され、少し間を置き巨大化した右腕が、ナルトの足元へと吹っ飛んでいく

[メイン] うずまき ナルト : 童子から放たれた拳は─────ナルトの足の底を捉え。
そして少年は、上空へと高く、高く、高く昇っていく。

[メイン] うずまき ナルト : 「ぐッッ……!!めっちゃ重圧だ……!!!
 なんのッ……!!これしきッ!!
 こんなとこで気絶しちゃ、格好つかねぇってばよッ!!」

[メイン] 茨木童子 : そして、隻腕となった童子は身を深く沈めしゃがみ込み…

[メイン] うずまき ナルト : 指数関数的に増加する、位置エネルギー。

[メイン] うずまき ナルト : そして上空にて─────北上の放った雷撃を見やるや否や。
空中にて体勢を変え、レネゲイドを最大限に足の先に集中させ
踵落としの姿勢へッッ!!!

[メイン] 茨木童子 : ナルトのいる高さまで一気に飛び上がった!

[メイン] 茨木童子 : 大逃走の応用にして、墜落の力を使った打撃を喰らわすための布石…!

[メイン] 茨木童子 : 「間違った場所に落ちるなよ…! 北上が撃ち込んだ場所を狙う!!」

[メイン] うずまき ナルト : 肩を並べる茨木童子に対し、ニッ!と笑い。

[メイン] うずまき ナルト : 「あったりまえだッ!!イバラギンこそしくじんじゃねェぞ!!」

[メイン] うずまき ナルト : ここに来てもまた、先輩風を吹かしながら。

[メイン] 茨木童子 : 対する童子は、己を槍に見立てた様に片足を下に向け

[メイン] 茨木童子 : 「抜かせ!」

[メイン] ”家族” : 触腕をナルト、童子に伸ばそうとするも────空。
反応外の場所に飛んだことにより、一瞬、停止。

[メイン] ”家族” : まるで的のように────腕は、伸ばされたままだった。

[メイン] うずまき ナルト : 「─────今だッッ!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!」

[メイン] 茨木童子 : 「──喰らえェェッ!!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 人は、二段ジャンプができるか?という問いに対しては
否、不可能、と答えよう。

[メイン] うずまき ナルト : しかし─────"超人"ともあれば、全くの別だ。

[メイン] うずまき ナルト : 空中には、微粒子レベルの多くの物質が詰まっている。
そこへ、音速を越した蹴りを放てば─────?
そこには、"壁"が生まれる。

[メイン] うずまき ナルト : 圧縮された粒子による、"見えない壁"。

[メイン] うずまき ナルト : ナルトは、一気に急降下するッッ!!!
さらに空中で、体に捻じりを咥え、回転エネルギーも加えるッッ!!

[メイン] うずまき ナルト : 「歯ァ食いしばれッッッ!!!!」

[メイン] うずまき ナルト : 大気の摩擦によって、ナルトと茨木童子は、烈火を灯すッッ!!

[メイン] 茨木童子 : 吹き出す血を炸裂させ、さながら地に向かう流れ星のように尾を引きながら落ちていく

[メイン] 茨木童子 : 赤熱化する足に、更に足らぬと炎が宿るッ!

[メイン] GM : 二つの流星群は、落ちて行く。

[メイン] GM : 火を、炎を、紅蓮を纏い落下するその姿は、まさしく────渦巻のようであった。

[メイン] GM : 無論、その二人の生み出す力の源には、人以外も混ざっている。
その力を鬼が手にすれば、それは鬼に金棒と言った様子で。

[メイン] ”家族” : 「────────゛!!!!!!」

[メイン] ”家族” : ドォオオオオオオオオンッ!!!!!!!!!

[メイン] ”家族” : 再生するはずの腕は、焼け焦げていしまい使い物にならない。

[メイン] ”家族” : 伸びることはない。一つにはならない。

[メイン] ”家族” : そして。

[メイン] Ace : 「ブレイズッ、久々だからって忘れてねェだろうな!」

[メイン] Ace : 化物が怯んだ隙、Aceはブレイズの盾として構えている。

[メイン] ブレイズ : 「……もちろん!私を誰だと思ってるのさ!」

[メイン] ブレイズ : 高々にチェーンソーの音が鳴り響く。
死神の鎌のように、振り下ろすときを今か今かと待ち望んでいて。

[メイン] ブレイズ : ブレイズの血は吹き出し、熱気と化して燃え盛っていく。
血潮が、蒸気機関のように戦場を湧き立てていく。

[メイン] ブレイズ : 「みんなが作ってくれた時間のお陰で、百パーセント出せるッ……!
 ……それじゃ遠慮なくやらせてもらう、からねッ……!!!」

[メイン] ブレイズ : グッ、と足を踏み込み、地面をけりこんで駆け出していく。

[メイン] ブレイズ : そして────跳躍。

[メイン] ブレイズ : そのとんだ距離は到底怪物には届かない。
無駄な足かと思えば────

[メイン] Ace : その着地点には、Aceの掲げるハンマーが。

[メイン] Ace : 「フッ、こんなとこまでアイツらと似てるとはな」

[メイン] Ace : 「だが────悪くない。」

[メイン] Ace : 「吹っ飛べ!!!」

[メイン] Ace : ブレイズは、叩きつけられる────渾身の一撃によって!

[メイン] ブレイズ : ヒュウ、と歌を口ぶさむ。

[メイン] ブレイズ : 猫のジャンプ力は強大で、なんと自分の身長の高さの5倍まで飛べるのだとか。

[メイン] ブレイズ : その猫の構えと、ブレイズの構えは見事似通っていて────。

[メイン] ブレイズ : ハンマーをバネに────ブレイズも、また彼らと同じように飛んだ。

[メイン] ブレイズ : 「さあ────私たちの炎で、燃え尽きちゃいな!!!」

[メイン] ”家族” : 飛来する弾丸のようなそれ。
本来ならいくらでも避けようのあったそれ。

[メイン] ”家族” : だが、逃げることは叶わない。
それほどの家族がいない。逃げ道も先ほど立たれた。

[メイン] ”家族” : 家族は悟った。

[メイン] ”家族” : 今は、無理だと。彼らに叶う力はない。

[メイン] ”家族” : だから、今は焼かれよう。
家族のためならば、私た、ち、は────────

[メイン]   : ジュッ。

[メイン] GM : それらは、燃え尽きた。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : バックトラック

[メイン] うずまき ナルト : 侵蝕率104% ロイス2個

[メイン] うずまき ナルト : 104-2d10 通常振り/追加振り (104-2D10) > 104-10[6,4] > 94

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] 侵蝕率 : 104 → 94

[メイン] 茨木童子 : メモリー3とヒーローズクロスを使う

[メイン] system : [ 茨木童子 ] 侵蝕率 : 131 → 91

[メイン] GM : 帰還

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ending「Not family, my fellow」登場:任意

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ────怪物は、姿を消した。

[メイン] GM : それが炎によって焼かれたためなのか、それともまだ”いる”のかはわからない。

[メイン] GM : ただ確かなのはこの上梨村に怪物は存在しないということだ。
上梨村の村人はブレイズやAceによって避難しており、人的被害も結果として0であった。

[メイン] GM : だが、君達が侵蝕を抑えられなかったら、次に伸びていたのは他の村、街、君達の日常だ。
君達は────守ったのだ。人々の日常を。

[メイン] Ace : 「それじゃあ、お疲れさんだ」

[メイン] Ace : 「UGNに連絡は送ったが、回収よりも俺の体が先にくたばるだろうな
 あいつらの解析は今は難しそうだな」

[メイン] うずまき ナルト : 「………っ……!」

[メイン] Ace : 倒壊した村、その中でもボロボロの椅子に腰かけながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 体に火傷の痕を残しながらも、金髪の少年は
眼前の……偉大なるエージェントであるAceの"最期"を口にされ
納得のいっていないように、眉を顰めながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「………せっかく……炎の姉ちゃんと、再会、できたのに……
 もう……お別れ、なのかよ………」

[メイン] うずまき ナルト : やるせないように、俯きながら。

[メイン] 茨木童子 : 「……黄泉の道へある者と再開できた、それだけでも。本来ならば奇跡だが…」

[メイン] Ace : 茨木の言葉に頷く。

[メイン] Ace : 「元々俺は死人の身だ。それが戻って来ただけでも儲けもんだろうよ」

[メイン] Ace : 「フッ、それともなんだ、坊主?心配してくれてるのか?」

[メイン] Ace : 冗談めかすように、にやりと笑いながらも。

[メイン] うずまき ナルト : 「……ち、茶化してんじゃねェってばよ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 何に対する怒りなのか、Aceを睨みつけつつも。

[メイン] 北上 : 「……イバラギンの言う通りだ。再会できたことが奇跡。しかも、こんな風に本物のAceと……」

[メイン] うずまき ナルト : 北上の言葉に、顔を俯かせながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「……わかってるってばよ……これ以上の高望みをしちゃ
 バチが当たるってばよ………」

[メイン] うずまき ナルト : 「なぁ……でも、おっちゃん……!聞いてくれってばよ!」

[メイン] Ace : 「ああ」

[メイン] Ace : サングラスをかけたまま、その奥からナルトを見つめる。
真剣に見定めるように。

[メイン] うずまき ナルト : 「………なぁ、そのな……炎の姉ちゃんは……さ……おっちゃんのために
 ここまで、一人でやってきて…………体がすげぇ熱くなって
 もう塵になっちまうんじゃねぇかってくらい、戦ってきたんだ」
ぽつぽつと、口にし始める。

[メイン] うずまき ナルト : そして、ブレイズの方へと、少し視線を向けながら。

[メイン] うずまき ナルト : 「………その、だからさ
 ……オレさ、たとえばオレの父ちゃん母ちゃんが、いたらさ
 ここまで、オレなりに頑張ってきたオレのこと、見てさ……」

[メイン] うずまき ナルト : 「……ちょっと、褒めてほしいなって、思っちまうんだってばよ」
ぽりぽりと、頬をほんの少し朱に染めながら掻き
気恥ずかしそうに、視線を逸らしながら。

[メイン] ブレイズ : ナルトの視線の先────ブレイズ。

[メイン] 茨木童子 : 「…最後に、言葉を交わす程度の時間はあるだろう。 邪魔になるなら外すが…」

[メイン] ブレイズ : 先ほどまで座っていたが、声を掛けられるまでずっと顔を伏せたまま黙っていた。

[メイン] ブレイズ : 「なにそれ!……それってつまり、私が子どもって言いたい訳~?
 ちょーーっとさっきのがカッコよかったからって、ナルトってば調子に乗ってない?」

[メイン] ブレイズ : 茨木に、そんなのいいよ~!と手を振りながらも。

[メイン] 北上 : 「それじゃ、あたしたちも遠慮なくいさせてもらうとして…」

[メイン] ブレイズ : 「そうそう、いてくれていいから!それに戦うのだって普通だよ!
 だってそれがエージェントとしての責任で……」

[メイン] ブレイズ : うんうん、と大げさに頷きながら。

[メイン] Ace : 「ブレイズ」

[メイン] ブレイズ : びくり、と肩を震わせて。

[メイン] Ace : 「俺の知るお前は、短い。お前の成長を感じる前に死んだからな
 もし俺が親だとするなら、とんだクソ親だろうな」

[メイン] Ace : 「だが、今回改めて出会って感じたことがある」

[メイン] ブレイズ : ……顔が合わせられない。何を言われるかわからないし、それに。

[メイン] Ace : Aceは自らに掛けていたサングラスを外し、ブレイズに背中越しに目を向ける。

[メイン] Ace : 「……成長したな」

[メイン] ブレイズ : 「……………ッ!!!!!」

[メイン] ブレイズ : ……ああ、もう……なにそれ。

[メイン] うずまき ナルト : ニッ!とブレイズの隣で笑っている。

[メイン] うずまき ナルト : 「……よかったな!炎の姉ちゃん!」
小声で、へへへ!と笑いながら。

[メイン] ブレイズ : グッ、と手に力が入ってしまう。
こんなの、久しぶりだ……バカみたい、こんな言葉で喜ぶなんて……

[メイン] ブレイズ : 「……………ぅ、ぅううううううぅううっ……!!!」

[メイン] 北上 : 「うちの立派なエースですからな~」

[メイン] 茨木童子 : 「…うむ、良く皆を助けてくれている」

[メイン] ブレイズ : バッ、と、抱き着く。
ナルト、北上、茨木を手当たり次第、まとめるように抱き締めて。

[メイン] ブレイズ : 「ぅ、ぅうう、うわああぁああ~~~~~っ…………!!!」

[メイン] ブレイズ : わんわんと、子どものように泣きじゃくっていた。

[メイン] Ace : それを微笑んで見守るAceは、どこか親の様で。

[メイン] うずまき ナルト : 「うわあぁぁ…!?!?
 ………へへ!やっぱ、子供みてーだな!」
悪戯な笑みを浮かべながらも、強く抱き締め返す。

[メイン] 北上 : 「ほれほれ、よしよし~」

[メイン] 北上 : ブレイズの頭を撫でる

[メイン] 茨木童子 : 驚いたのか、少しみじろぎするが
状況を解すとポンポンと背を叩いている

[メイン] Ace : 「ああ、そいつは子どもだ
 だから坊主、同じ子ども同士仲良くしてやってくれよ
 コイツは案外さみしがりやだからな」

[メイン] Ace : ナルトに。

[メイン] Ace : 「俺がいない後もアンタなら任せられそうだ
 いい指揮官には、いい仲間が慕って来る。今後とも、よろしくな」

[メイン] Ace : 北上に。

[メイン] Ace : 「戦いでの戦う様は、鬼神のごとく。
 こいつもきかん坊だ、暴れれば抑えが付かない。
 たまには一緒に暴れてくれや、頼んだぜ」

[メイン] Ace : 茨木に。

[メイン] うずまき ナルト : 「へへへ!りょーかい!だってばよ!!
 ………おっちゃん、オレから言いたいこと
 もう一つ……あるってばよ」

[メイン] 茨木童子 : …重々しく頷く

[メイン] 北上 : 「任されました」

[メイン] 北上 : 頷いて

[メイン] うずまき ナルト : 男をじっと見ながら、少し涙ぐみ。

[メイン] Ace : ゆっくり、目を向ける。

[メイン] うずまき ナルト : 「………オレの目指す背中がまた一つ!増えたってばよ!
 オレは……この先、守りたいものを必ず守れるような
 Aceのおっちゃんのような、男になる!」

[メイン] うずまき ナルト : 「………ぐずっ」

[メイン] うずまき ナルト : 「……ありがとう、だってばよっ!!」

[メイン] うずまき ナルト : 鼻水を少し垂らしながら。
喉奥が、ひっく、ひっくと痙攣し。

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : ロイス取得
Ace ○尊敬/畏怖
オレの目指す背中。そして、ありがとう。

[メイン] system : [ うずまき ナルト ] ロイス : 2 → 3

[メイン] うずまき ナルト :  

[メイン] うずまき ナルト : そしてナルトは、目元を腕で覆い隠し
肩を静かに震わせていた。

[メイン] GM : 風が吹く。

[メイン] GM : 暖かな、ゆったりとした風が。

[メイン] Ace : 風に吹かれながらも、男は立ち上がり。

[メイン] Ace : 「坊主」

[メイン] GM : ────お前なら、なれる。

[メイン] GM : 風は舞い上がり、空へと吹き上がる。

[メイン] GM : 責も重しも、乗せて飛んでいくように。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ダブルクロス3rd『responsibility,liability,duty』

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :